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まだ５か月ほどしかたってないその傷は生々しく
俺はできるだけその傷を見ないように
再び
離れた身体を俺が背筋を伸ばして抱きしめる
そして
耳もとで
「ここでいい？」
と囁く
「ヤダ・・・」
「じゃあ、ここでして、ベッド行く？」
「どうして、そういう選択肢になるわけ？」
「さぁ？」
「もう、初日からこれだと辛い」
「あはは、だって嬉しいじゃん」
「嬉しいじゃんって、女の子みたい」
俺はフッと笑う
「え？女じゃねぇってとこ、確かめさせてやろうか？」
「んなもんわかってるわ」
あははは
大笑いする俺
「いや、てかさ・・・」
俺はリンをゆっくり見る
「正直な話していい？現実っぽくなるけど、真面目な話」
そう言うと、リンは俺を見た
「そう言われると、嘘っぽい」
「あはは、真面目に聞いて・・・」
「うん」
「俺さ、リンと今日から・・・まぁ、同棲？みたいなこと始めたわけだけど
すぐに、俺ツアー始まるし、東京だけじゃないから、
いろんなところに行っちゃうし、
映画の撮影もあるし、歌撮りもしなきゃいけないし、
あと、隙間に、打ち合わせや、練習が入ってくるから・・・
実際は、一緒にいられる時間っていうのは
今までと変わらないかもしれない・・・」
「わかってる」
「どっぷりここにいるのは、いろいろと・・その・・・
あ、いや、まだ学生の身であるから、経済的なことはお互いに
親にまだ頼ってる状態でもあるので、
あまり、突っ走るのは、俺もそれは違うと思っていて
もちろん、卒業したら、俺も完全に社会人になるから
そうなれば、俺自身の考えで、これからの事は考えていくつもり・・・」
俺がそう言うと
優しく笑ったリン
「私・・・」
「ん？」
「翔のそういうとこ好き」
「え？」
「いつも、常に自分の立場と周りのことを考えて調和を取りながら
行動するところ・・・好き
かっこいいと思う」
・・・
「だから、私・・・翔と一緒にずっと入れたんだと思うし
それに・・・」
「それに？」
「いろいろ合ったけど。
やっぱ一緒にいたいって思うの」
そう言って笑ったけれど
その言葉と表情に対して、瞳は悲しげだった
「大丈夫だよ、不安になるなって・・・」
俺が
添えていた腰からそっと手を伸ばし
リンの頬に触れた
「・・・で？いい？そろそろ？」
「は？却下・・・あのさ」
俺は何か言おうとしたリンの口を自分の唇で塞いでやった
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紫姫(プロフ) - kamiさん» kamiさんｍありがとうございます、もう最後の方は張って会社に行ってました。会社についたら、楽なんですけど、どうしても距離と満員電車がかなりきつかったです。でもやっぱり、働くのはいいですね、楽しいです。復帰できてよかったと心から思ってます (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - 職場復帰おめでとうございます！紫姫さんの頑張りにパワーを頂き、忙しくなる年末私も頑張りますw無理ない更新でお待ちしてます。 (2019年12月10日 19時) (レス) id: 73b83dca63 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 藍さん» ご心配くださって、ありがとうございます。少しずつですが、以前と同じような生活ができるように戻ってきました、倒れたときは今回ばかりはムリかもと思った時期もありましたが、復活できるものですｗ障害は増えましたが、なんとかなりそうな気がしますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» リンちゃんが裏で何をしているのか、翔くんも少しずつ疑い始めちゃってますが、この二人には、もう少しいちゃついていただきたいのでｗあはは (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» まぁさん、ありがとうございます。一時はどうなることかと思いましたが、解除され書けるようになりました。完結までがんばりたいと思いますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年11月16日 15時
