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２年目の夏休みだった
俺らは、さとみが春先に計画した通り、
グアムへと旅立った
と言っても、
そう・・・今思えば、
旅行というよりは、それは、合宿に近い状態だった
俺は、その夏
そう、それこそ考えられないことなんだけれど、
夏にツアーが無かったのと、
大きな仕事もまだ、その時はなかったのもあって、
１週間ほど、まとめて休みが取れたんだ
俺の記憶では、もしかしたら、あとにも先にも、この２０年間で、
唯一の夏休みだったのかもしれない。
その忘れもしない2001年の夏休みを、
俺は相変わらずの仲間たちと過ごすことになった。
ただ、出発は、
仕事で、俺一人遅れてしまうことになる。
19歳、初めての、一人での渡航。
今でも、あのオトナになった気分は、忘れられない。
たぶん、この出来事が俺にとって自分自信がつき、
このあとに人生において、
おそらく一人で、航空チケットだけ持って渡航するという
弾丸的行動の土台になったのかもしれない。
成田から、4時間、
降り立ったグアムは、
本当に俺をワクワクさせた。
一人で税関の手続きをし、
扉を出ると
そこにツアーコンダクターと混じって
画用紙に。
「welcome、SAKU」
と書いた、
さとみと黒川が、
俺に向かって
「さくーーーーっ」
と声をだし、手を振った
俺は正直
凍り付いた・・・
すぐに
そいつらのところに、駆け寄り
「バカじゃねぇの ｂんん？」
と言うと
「ほら、さとみ、やっぱ怒ったじゃん」
「あはははは」
と大笑いする
「いや、笑い事じゃねぇし、
見つかったらどうすんだよ・・・
バカじゃねぇの？
グアムまで来た意味なくなるじゃん」
「大丈夫よ、
そんなダサい恰好しててたら、誰も気づかないわ」
「ダサいって、おいっ」
ケタケタ笑う、さとみ
「なんなら、ボードじゃなくて、
あれ、なんだけえ、でっかいうちわ顔写真つきの、
あれにしたらよかったかな」
と黒川がからかうから
「あのさ、マジでバカにしてるだろ・・
そもそも、このボードだって、
まるで、教育映像のホームステイに来たときに、
空港に迎えに来る、ホストファミリー感満載じゃねぇか」
「え？違うの？そのつもりで、迎えに来たんだけど
これって、サマープログラムでしょ？」
「そのつもりかーい」
「って、ほら、サク、ほらやっぱり、リンの関西ノリが移ってる」
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紫姫(プロフ) - yuri125さん» そうなんでしすよね、南の島、どうしてあんなにも開放的になれるのかまた、海っていうのも・・・えへへへへへ (2019年8月26日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 環境が変わると、その時の価値観も変わってしまうもので、ただ答えを出すのは難しい、そんな時期を黒川くんに代弁してもらいましたｗ若いっていいなｗ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - 南国に行くと、人って開放的になって、大胆になるのですよね。翔君とリンちゃんも仲がますます深まってますなぁ〜若いってすばらしいですね。更新ありがとうございました。まだまだ残暑は続きます、お身体ご自愛くださいね。 (2019年8月25日 19時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人それぞれに 悩みや事情があって しかも 大きかったり小さかったり。いくら 幼馴染でもやっぱり男の子って あまり話さないのかも。弱い所を見せたくない的な？ 高校から付き合って来た彼女と 大学入ってから気の合う仲間として過ごして来た相手…気を使わないのは？ (2019年8月23日 8時) (レス) id: 6d9a56911b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ありがとうございます、バタバタしてますが、なんとかっていうか、どんどん自分で忙しくしてますｗあああああぁぁぁｌ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年8月6日 0時
