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俺が・・・
どうして、こんなにも、リンのことを覚えてるのかっていうと、
おそらく、一緒に過ごした時間が長かったのもあるけれど、
俺が人を好きになって、愛して、
いろんなことを二人で経験していったのも、彼女が初めてだったからだと思う・・・
そう、あれは、初冬だった
俺らは、相変わらず、
グリーンテラスで次の講義までの時間をいつもの面子で過ごしていた
「あー、これってさ、
クリスマス、正月開けたらさぁ
また試験じゃん」
俺らは、後期試験が年明けに控えていて、
各講義のレポートに追われていた。
ありがたいことに、
俺は、リンとほとんど授業が重なっていたので、
ノートや、資料、
そして、仕事でどうしても出ることが出来なかった授業は、
リンがそっとレコーダーを忍ばしてくれたりして、
時間があるときに、それを二人で聞いて乗り切った。
世間では、大学は入学こそ難しいというけれど、
俺らの学校、いや、俺らの学部は特に
諸外国の大学のように、ストレートで卒業するのが難しいことで有名だった
俺はもちろん、
この時はまだわからなかったけれど、
リンもどうしてもストレートで卒業しなくてならない理由があり
うかうか遊んでる暇なく、時間を見つけては
学内の図書館、国立の図書館と、足げに資料を集めまわった
「あぁぁ、どうして、経済なんて選んじまったんだろう」
俺の横でテッチが嘆く
確かにそうだ、
学部なんて、たくさんある、
俺らは内部進学なので
普通部から大学に進学するとき、もちろん希望調査したうえで
そこから受験していくのだけれど、
別にどこを選んでもいい
もちろん、将来が決まってるやつらは、
医者になりたければ、医学部に行くし、
裁判官や、弁護士になりたければ、法学部に行くだろう
「ていうか、翔はどうなんだよ、
そもそも、どうして、経済学部なんて選んだんだよ・・・」
「え？俺？それは・・
慶應って言えば、経済が、筆頭学部なんじゃんって思ってさ」
・・・
「え？それが理由？
将来何かなりたいとか・・・
あ・・・そっかお前の場合、将来もうすでに決まってるもんなぁ」
「・・・決まってねぇよ
逆に不安になったわ」
俺はレポート用紙の上にうなだれた
そう、入学してから俺の中で、いろいろ考えるようになった
それが日がた連れて、消えるどころかますます不安になる
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紫姫(プロフ) - さとさん» こちらこそ、いつもありがとうございます。あは二人の時間、少しお預けしてみましたw (2019年8月6日 5時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» 今回はイチャイチャ、中断してみましたw少しずつ、りんちゃんの秘密開けていきたいと思います (2019年8月6日 5時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - 最後の さらばでござる〜はとっても かわいいデス！せっかく2人の時間だったのに残念でした。いつも更新ありがとうございます。お体ご自愛ください。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 97bb53cb68 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - イチャイチャしてたのに中断させられて、またまた波乱の予感がする。どうなるの〜。毎日暑い日が続きますが、お身体には気をつけてくださいね。リンちゃんにはまだ謎があるのかなぁ…気になる。 (2019年8月2日 20時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» その長いトンネルも気がつかず、鹿の王国まで行ってしまって、まさかの終点。やってしまいましたよ、トホホ (2019年7月31日 23時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月20日 15時
