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まだ、１年生は科目のほとんどが、
基本的な経済学ばかりだったけれど
おれには、聞いたことのない、言葉が頭上を飛び交った
「マクロ経済学」「経済理論」「経済史」
数学的要素から、歴史、地理学的要素が、１年のうちに盛りだくさんに
カリキュラム化されていた
そう、ただ、高等部と違ったのは
カリキュラムの組み方に工夫すれば
時間を自由に組むことができた点では
少し・・いや、さらに細かくスケジュールを組むことができるようになった
結果、1日の間で、学校と仕事を何往復もするということになってしまう
おそらく、この時の生活が、今の俺の柱となっているような気がする。
そして・・
講義が始まり、
大学での生活に慣れ始め、
少し気持ちにもゆとりが出たのか、いろいろなことに気づき始める
そう、このとき、周りが友人たちと徐々に打ち解け始め
群れを成していく中、
いつも教室の片隅で、一人ポツンと
講義を受けている女の子を目にするようになった・・・
そして、その子が俺の受けるほとんどの講義において、
同じ教室にや講堂にいることに気が付いた
そう、俺と選んでいる科目がほとんどと言っていいほど
その子と同じだったのだ
その子は
当時にしては珍しく、黒髪に近く
少し長めのロングヘアーを束ね、
この学校では珍しく、化粧っ気はなく
でも、なんとなく素顔はかわいらしい感じの子だった
「なぁ・・」
俺は、たまたま、環境学を一緒に専攻している、黒川に
「あの子さ、いつも一人じゃね？」
と、顎で指して
問いかけた
すると、横で座っていた黒川が
「あぁ、リンちゃん？」
「リンちゃん？
あの子そんな名前なんだ・・・」
「いや、本名は、違うっていうか
知らないけど・・・」
「・・・え？知らないのかよ。あははははは」
「じゃあ逆に聞くけど、サクショウは知ってるのかよ」
「だから、その呼び方やめろって・・・」
「えぇ、いいじゃん、っで？」
「知るわけないから、聞いてんの？
ほんとバカじゃねぇの？」
そう、
大学になると、クラスというまとまりが無い分、
名前の知らないヤツなんでザラだ
「でも、リンちゃんなんだろ？」
俺がそう聞くと
「え？あ、それ、俺が付けた」
「は？」
「ちょっとかわいくね？あの子」
「まぁ、確かに」
「だろ？」
まさしく男子学生の会話だった
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aya(プロフ) - 紫姫さん» ほんとに、その通りです笑 紫姫さんお疲れ様です！ (2019年7月23日 0時) (
レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。あははどっちに転がそうか、この時点では少し悩んでおりまして。まだ悩んでます・・え？書いててよく寄り道しちゃうんです私ｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» おおっｌオールドミスいましたかｗ。もうまさに、その方です。ｗ学校あるあるです (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ayaさん» 思春期男子の汗臭い、この想い書いてて、自分でも笑えてきますｗ性別もちがえば、年齢も違う、よく書いてるな紫姫って自分で褒めてますｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どっちに進んでも面白い展開になりそうですねぇ。 (2019年7月20日 12時) (レス) id: c3a42504dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月1日 23時
