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「で、どうしてリンちゃんなんだよ。」
少し小さい声で黒川に聞く
「え・・あの子、歩くたびに、リンリンって鈴の音がするんだよ」
「は？なんだよそれ」
おれは、耳のピアスに触れながら
その子を見た
「鈴って・・・猫じゃあるめぇし」
「いや、わかんねぇよ？
こないだ、手島とも言ってたんだけどさぁ、
ああいう子に限って
ていうかさ、猫ミミなんてつけちゃって
ベッドの上でさぁ
にゃんにゃんって・・・似合いそうじゃね」
男子校上がりの俺らの妄想は乏しく
どうしても、そんな会話ばかりな年頃だった
「ばっかじゃねぇの？」
「とかいいながらさ。サクショウも気になってるんだっろ？あの子・・・」
「ちげぇわ・・・」
「まぁ・・そうだよな、女には苦労しねぇわな、おまえは」
「言ってろばぁか、知ってるだろ・・
現実はそんなに甘かねぇんだよ・・・」
「あぁ、俺も早く卒業したい」
「言ってろばぁか」
実際・・・
俺はもちろん女の子と付き合うというか、
興味本位で
まぁ、それなりにというか
でも、正直
本気でどうのこうのとか
そこまで、実際はついていけてはいなかった・・・
「俺、おまえになりたい・・・」
「は？俺？？？？
ははは
おまえと変わんねぇわ」
「代わってくれ・・・マジで
そして抱きたい・・・リンちゃん」
「バカか、聞こえたらどうすんだよ」
そう言いながら、
黒川にヘッドロックをくらわす
「あははは、わかったわかった
ほら、おまえ、ここでだったら、またおまえ言われるぞ」
「うっさいわ・・・
まぁ、俺らの中では
あのリンちゃんって子が
みんな気になってるってことがよくわかったわ
ふ〜ん」
「そんな他人事言いながら、
サクショウ、おまえが、一番気になってんじゃん」
「ちげぇわ」
俺は
その、リンって勝手に名づけられた子をチラっとみた。
すると彼女が
読んでいた本から顔を上げ
視線を感じたのか、
ゆっくりと俺の方をみた
俺は、そのリンの黒目がちな目に、
一瞬ドキっとした・・・
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aya(プロフ) - 紫姫さん» ほんとに、その通りです笑 紫姫さんお疲れ様です！ (2019年7月23日 0時) (
レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。あははどっちに転がそうか、この時点では少し悩んでおりまして。まだ悩んでます・・え？書いててよく寄り道しちゃうんです私ｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» おおっｌオールドミスいましたかｗ。もうまさに、その方です。ｗ学校あるあるです (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ayaさん» 思春期男子の汗臭い、この想い書いてて、自分でも笑えてきますｗ性別もちがえば、年齢も違う、よく書いてるな紫姫って自分で褒めてますｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どっちに進んでも面白い展開になりそうですねぇ。 (2019年7月20日 12時) (レス) id: c3a42504dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月1日 23時
