＊ ページ28
「共通なものを失ったからだ・・・」
Aが小さな声でつぶやいた
「・・・え？」
「なんでもない・・・
ごめん・・、向こうにもどっていい？」
そう言って、立ち上がり
俺の横を通りすぎて、キッチンに向かった
そして、コップに水を汲み、
口を軽くゆすいだ
「・・・ごめん和
私ね・・・今すごく辛いの・・・それだけはわかって・・・
赤ちゃん失ったのに、こうやってまだ悪阻が続くの・・・
和にはわかんないかもしれないけど
本当、辛いの・・・
だから、今はそんな話し・・・聞きたくない」
「・・・」
「私ね、こうやって悪阻が続くから
もしかしたら・・・もしかしたら・・・
生きてるのかもって思ってるの・・・小さな小さな望みだけど
この子はきっと和に似て、あまのじゃくだから、
心臓を今は動かさないだけなのかもしれない」
「んだよ・・それ」
「和が別れたいって言うなら、仕方ないけど
私は、和の赤ちゃん・・・まだ諦めたわけじゃないから
もし・・この子が３日後もう一度病院に言って、
私に戻ることなく、
ちゃんと心臓が動いてたなら、私は・・・
一人でも育てる」
「・・・」
そこにいたのは、弱弱しいAではなく、
力強かった
いや、強がっていたんだと思う
そう奮い立たせることによってA自身も
今この状況を乗り切ろうとしていたのかもしれない
「俺が言いたいのは、そういうことじゃなくて・・・」
「どういうこと？」
「・・・なんかさ、なんだろう、
おまえってさ、自分の気持を押し殺してる割には・・・
結構自分勝手だなって」
「・・・」
「ごめん・・俺もさ・・たぶん今日はうまく話せない
・・・
それだけ・・・ショックだったのかもな」
「・・・」
「あの映像見た時にさ、最初、本当、
うわっ、これかぁって、少しさ・・・いや、
うん、幸せだったんだわ、俺。
そこからの、説明だったから俺もさどん底に落とされたっていうか・・・」
「・・・」
「どういうこと？そんなことってあるの？ってさ
そこから、俺さ、本当、いろんなこと考えた。
これも・・・翔ちゃんの仕業なんじゃないかって、マジで疑った」
「・・・」
「今考えると、そんな恐ろしいことあるわけねぇのにさ、
でも、それだけ、俺とお前の間がくずれてしまうくらい、
翔ちゃんの存在ってさ、俺らには大きいんだよ」
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
