＊ ページ22
「だったら、いいんだけどさ、
ほら・・・やっぱり、夏川も近くに住んでるみたいだから、落ち着かないかなってさ」
「あ・・・・そういうこと」
「あ・・・って」
・・・
・・・
「和って、意外とモテるよね・・・」
と、思ってもいないことを口にだしたA
「意外とって、俺、結構人気高いのよ・・昔から」
「・・・うん、知ってる」
冗談で答えたはずなのに、
それをそのまま受け止めるA
「知ってるって・・・
でもね、なぜかな・・・俺の彼女はヤキモチを焼かない」
「そんなことないよ・・・」
「そう？俺にはそう思えないけど？」
そう、俺のことを本当はどうおもっているのかわからない。
「それってさ、俺にあまり興味が無いか・・・
それとも、自分に絶対的な自信があるかだよな・・・あはは」
とおどけてみせる
「どっちでも無いよ・・・
ただ・・・」
「ただ？」
「そんなの考えたこと無かったかも？」
「どういうこと？」
「和が他の子とどうこうなるって、
あまり考えたことないからかも・・・・」
・・・
「あはは、それって、絶対的な自信があるってことだろ？」
「違います」
すると、しばらく
まるで、ぜんまいが切れてしまった人形のように
止まっていたA
「どした？」
「なんでもない・・・少し気分が・・・」
「本当、急にひどくなったよな・・・
とりあえず、明日は近くの病院行こうな・・」
「うん」
・・・
・・・
「・・・A？」
「ん？」
さっきから、
会話がとぎれとぎれになる
「不安・・・だよな・・・」
「・・・大丈夫」
「大丈夫じゃねぇじゃん」
・・・
「明日・・・病院連れてったらさ、
いったん、俺家に帰るわ」
・・・
ほら・・・また・・・
「・・・うん」
・・・
何を・・・考えてる？
「で、しばらく、こっちに住むわ」
俺の顔をみたA
俺は、ムリにでも、笑うしかなかった
たぶん、今思えば、俺自身も、不安だったんだと思う。
子どもができたことの不安に亜上乗せして、
Aが何を思っているのかわからない、
１０年たっても根本はなにもかわっていないんだという苦しさ。
俺の心も細い、細い、糸のようなもので
ピンと張っているだけだった
それは、いつ切れてもおかしくないくらい
不安定なものだったんだ・・・
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
