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あの時は、わからなかったけれど、
今、こうやって、出版社につとめるようになると、
読んでないものも多数だけれど、だいたい小説の年代は、知らない間に覚えているもので
でも今の私は、
どうしても、部署の仕事の関係もあって、
最新の小説しか読まなくなってしまったけれど・・・
嘘だな
翔のことを思い出してしまうから、その年代の本を手に取ろうと
あの春
離れてから手にはしなかった・・・
「今、笑ったけど、思い出し笑いかい？」
あ・・・
私は罰が悪くなってしまったけれど
すぐに笑顔で
「いえ・・・懐かしいなと思っていただけです。
彼は、その年代の文学がおそらく、好きというか
それ以外に読む機会が無かったからだと思います。
きっと、新しい小説も彼が手に取り共感さえすれば
提携もムリな話ではないと思います」
ははは。と豪快に笑った高瀬部長は
さすが海外事業部の部長だけあって。
豪快な笑い方をした
「さすが。婚約者だけあるね。
これは、うちの会社はとんだ幸運の女神を知らずして
手に入れていたというわけだ」
婚約者？
「・・・え。婚約者って」
「そう先方から、伺ってるけれど？
あ、違うのか、元妻？
なんか、それに近い造語を英語で話してたから」
・・・
・・・
「部長、それは彼なりのアメリカンジョークだと思いますよ
間に受けないでください」
と、ここはサラッと流しておいたけれど
翔なら、言いそうだ
それが、本気なのか、冗談なのかわからない
「まぁ、いずれにせよ、彼の持ってる世界各国の人脈は
うちの海外事業部としても魅力的だし
あと、今この時代だからね、書籍はペーパーではなくなってきている分、
現物でなくて、どれだけ手軽に世界に発信できるかというネット部分でも
彼はかなり注目されてるんだよ」
・・・
・・・
「ネットですか？」
「そう、１歩先を見据えた仕事をするのが。また彼の魅力でも、あるんだ
君もそう思うだろう？」
「・・・はい」
「なので、どうか今晩の会食で、こちらとも成功させたいので
どうか、きみの力を貸していただきたい
なんせ、櫻井社長から直々のご指名だ」
そう言って、にっこり笑った
「彼が？」
「そうだよ
橘さんの意見も聞きたいとのことだ」
・・・
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紫姫(プロフ) - ゆり:)さん» キャラクターが動きすぎて。今、書き手も混乱してますwまさか紅い月で、こんなに長くなるとは思ってなかったので、自分でもビックリです (2018年9月13日 6時) (
レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - 嘘だらけ……これから真実が明かされていくのでしょうか。色々と謎が深まれば、確実に間違いのないことだけしか信じられなくなっちゃいますよね。でも、さよならしないで翔ちゃーーーーん！涙 マンションでの和との会話が気になりまくりです！ (2018年9月12日 7時) (レス) id: 0e888923d2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆーみんさん» するどーいwでも実はフェイクも今回は置いてますwなんせ最近読者さんが紫姫の癖を読み取ってくださるので、紫姫もあの手この手wよかったら次の章でもお待ちしてます♪いつもありがとうございます (2018年9月12日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - せいこさん» せいこさんっお久しぶりです♪読んでいただけてたんですね。嬉しいです。１番の初期に書いたangelシリーズぐらい、私もてんやわんやしてます。久しぶりにノンリアルを書くのもいいですねw (2018年9月12日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - サチさん» はじめまして。来ていただいて、ありがとうございます。実はもとは、別のところに映画の脚本のコンペにだす予定だったものですが、諸事情で間に合わず、お蔵入りしてた分を占ツク用に書き直してます。他の作品はリアルが多くてここではコミカルな作品が多いですw (2018年9月12日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年8月23日 20時
