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しばらくすると、艶やめきコーティングされたチョコレートケーキと飴細工でキラキラと輝き飾られたプディングが私たちの目の前に置かれた
それは、翔の誕生日に私がお小遣いをやりくりして買ったケーキとはほど遠いくらいおしゃれで、
オトナの雰囲気醸し出す、デザートだった
それを見て、思わず顔を合わせて笑う
「今、同じこと思ったろ？」
「え？なに？」
「ん、オトナになったなぁってさ」
「あはは、うん、思った・・・何？翔も思ったの？」
瞬間だけど、翔と同じ事を感じたのかと思うと
少し嬉しくなった
「うん・・まぁ・・・いや、あの時のケーキがどうのこうのって話じゃないよ、
あれは、あれでうまかったし。
確か・・・。俺の誕生日だったっけか」
そういうと、懐かしそうに、そのケーキを見た
そして、テーブルの真ん中に、２つ寄せて置いて
「ほら、半分こしよっか」
と、優しく微笑んだ
ジワっと胸の奥が熱くなる
でも、きっとそれは昔を懐かしんでるだけだと、自分にいい聞かせる
ソファーを浅く腰掛け直し、フォークを取った翔
そして、どっちから手をつけようか、フォークで選んでいる翔
「ん？食べねぇの？
Aが食べたいって言ったから頼んだんだろ？」
「え？あ・・・うん、食べるよ・・あ、そのダークチェリー残しておいてね」
私はそのフォークを手に取る
「え？オトナだなぁ」
「なんか、今の言い方ムカつくんですけど」
「あははは・・・なんかいいよな・・
こういうの？」
「え？」
私は、思わずチェリーを転がしてしまった
「Aってさ・・・あ、いや、いいわ」
途中で話をやめた翔
「何？言いたいことあるなら言ってよ」
そういながらもドキドキと胸をうつ
「あ・・・いや、あのあと学校・・・大丈夫だったのかなって・・・
その？嫌がらせとか、おまえひどかったじゃん？
書庫で一人で泣いてんじゃねぇのかなって・・・向こうでいつも気になってた・・・」
ブワっと、なんだか目の前で何かがこみあげてくるようだった
私の心は騒がしく、すでに落ち着かない
翔は・・・当時の私にとって助けてくれたヒーローみたいな存在だった
「ん・・・実は、あのあと１回も書庫には行ってないの」
「え・・・・」
目を大きく見開いてびっくりした翔
「そんなに驚くようなこと？」
自分でも今困ったような顔を明らかにしてるんだろうと思う
「あ・・・いや、ちょっとそれは誤算だったから」
「誤算？」
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凜(プロフ) - ああああ！！！！待って！今頃読んでいる私を許して下さい汗、そして、翔くんとニノのバチバチさが…んもぉ！すきっ！です！！！ (2018年8月29日 20時) (
レス) id: ea7207ff5a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - フミちゃんさん» ハラハラドキドキが最後まで続きますように、書いていけたらと思いますｗｗｗ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» わ〜、おひさしぶりです♪いつもありがとうございます、３人の心情の移り変わりを高校時代から綴ってるので、たまに混乱してしまうこともｗｗｗラストにむかって、がんばります。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 葵衣さん» いつもありがとうございます、おっと、今度はニノ担の翔くん派・・・いい感じです、書き手として最高です、これからもよろしくお願いします (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - keiさん» 続きは次の章へ（２回目）ｗｗｗいやぁダメだ、ビクビクしてる・・・ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年7月24日 22時
