＊ ページ33
「Aは？」
「え？」
真剣な目で私を見つめる翔
「何？」
ドキドキしながら、そう答えると
「あぁ、結婚・・・
その・・・結婚してんの？」
笑いながら聞いた翔の顔を見ながら
数時間前、
「ごめんな」と言って私の手をおいた和の顔が横切る
「・・・してないけど・・・彼氏はいるよ」
「そっか・・・」
「長いの？」
「あぁあ・・・うん、
１０・・・年かな？」
言いづらかった
でも、本当のこと
「１０年って・・・俺と別れてからってこと？」
苦しい
別に悪いことなんてしてないのに
泣きたくなるくらい
苦しい
「ん・・・高校卒業してからかな・・・」
「・・・待てなかったか・・・やっぱり・・・あはははは」
そう言って笑った翔に
「だって・・・高校生だったんだもん、
それでも１年は泣いてたよ・・・本当・・・」
「そっか・・・まぁ、そうだよな・・・うん」
コーヒーをすすり、気持ちを落ち付かせる
「ねぇ、翔は？彼女とかいるの？」
「ん〜、俺？
まぁ・・・いるっって言ったらいる・・いないって言ったらいない」
「何それ？」
「え？まぁ・・・そだな、海外セレブ風に言ったら「ステディな関係」の子は
いるってことかな・・・」
「何それ・・・なんかヤダ」
そう言って、カップを置く
「そう？俺からしたら・・・結構いい選択枝だと思うけど？」
「え？なんか遊んでるって感じ」
「いや、ある意味純愛だと思うけど？」
そう言って、翔も深く座り直した
「どこが純愛だよ・・」
「えぇ・・・俺めちゃめちゃ純愛なの、お前知ってんだろ？」
「知らない」
「そ・・・まぁいいや」
「っで、そいつと、１０年付き合ってて、まだ結婚しないの？」
ドキンとまた心臓が跳ねた
「ん？」
「ん〜、しないなぁ」
「相手がそんな素振りを見せない？」
私は、横にいる人のカップを見た
「そういうわけじゃないけど・・・」
「何？Aがしたくないってこと？」
・・
・・・
「あ・・・いや、そう言うわけでもなくて、
ほら、あれ、今仕事が楽しくんてさ、ちょっとタイミング的にって・・・
でも・・もう年齢も年齢だからね・・・
しよっかな・・・うん」
何言ってるのかわからなくなる
私・・・
やっぱりバカだ
「ふーん、それってどうなの？」
「何が？」
「いや・・・うん・・・」
何か口ごもった翔
そして、こっちを向いて
「じゃあさ、俺、A奪っちゃってもいいかな」
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凜(プロフ) - ああああ！！！！待って！今頃読んでいる私を許して下さい汗、そして、翔くんとニノのバチバチさが…んもぉ！すきっ！です！！！ (2018年8月29日 20時) (
レス) id: ea7207ff5a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - フミちゃんさん» ハラハラドキドキが最後まで続きますように、書いていけたらと思いますｗｗｗ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» わ〜、おひさしぶりです♪いつもありがとうございます、３人の心情の移り変わりを高校時代から綴ってるので、たまに混乱してしまうこともｗｗｗラストにむかって、がんばります。 (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 葵衣さん» いつもありがとうございます、おっと、今度はニノ担の翔くん派・・・いい感じです、書き手として最高です、これからもよろしくお願いします (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - keiさん» 続きは次の章へ（２回目）ｗｗｗいやぁダメだ、ビクビクしてる・・・ (2018年8月23日 22時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年7月24日 22時
