言わなかった ページ15
「何、おなかすいてたの？」
「あぁ、うん、昼飯食ってから、食べてなかったから」
「ちゃんと、毎日ご飯食べてるの？」
「食べてるよ、大丈夫だよ」
「なんだかさぁ、また痩せたような気がしたから」
母ちゃんは、とっくに大人になった俺に
そう心配する
「今日は、仕事終わってから、すぐにここに来たからさ、何も食べてないの
だから余計じゃない？」
俺がそう言うと
「すぐ、用意するからね」
と、手早く温まったおかずを、皿に取り分けた
「あ、そういえば、さっきね、駅の近くで久々にAに会ったから、
家まで送ったの、実家に久しぶり帰ってきてるみたいでさ
母ちゃんのザーサイ懐かしいって言ってたよ」
そういうと、
後ろを向いたままの母ちゃんが
「そう、明日にでも届にいってみようかな。
昔から、母ちゃんが作ったザーサイ好きって言ってくれてね、
Aちゃん、元気だった？
結婚してから、実家に帰ってきてないみたいだから、
なかなか会えなくてね・・・
」
「うーん、なんか疲れてたみたいだったかな。
本人は、そんことないみたいな感じにしてたけど・・・」
「そう・・・なんかね結婚してあまりうまくいってないみたいよ」
え・・・・
「あ、Aちゃん本人は言わないみたいなんだけどね、
美代子さんがね何となくそんな感じがするって、たまに家じゃなくて外でランチするらしいんだけど実家にもなかなか帰らせてもらえない雰囲気みたい
でも、今日は帰って来てたのよね」
美代子さんっていうのは、Aのおばちゃんだ
そう聞いたらさ、
さっきまでのAの行動にも納得がいく
「うん、久しぶりに実家に帰るんだって言うから、じゃあ送ってあげるってなって
へぇ、そうなんだ、でもAはそんなこと全然言って無かったよ」
そう、そんな感じには見て取れたけど
口では何ひとつ言わなかった
「だったら、いいんだけどね・・・
ほら、冷めないうちに食べなさい
あ、そうそう、
こないだね、祐がさ・・・・」
そう言いながら、お皿を俺の前に並べて話してくれたけど
母ちゃんの言葉は耳に入ってこなかった
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
