角 ページ11
「いいよ、いいよ、確かに櫻井翔だよ、ははは
じゃあ、俺の事も俺の前以外では、相葉雅紀なの？」
「うーん、雅紀の前では、相葉雅紀かも
だって幼馴染って知られるとめんどくさいもん」
・・・
・・・
「あ、いや、変な意味じゃないのよ、そこは誤解しないで」
「わかってるって」
そういいながらも、少し傷ついた俺がそこにいる
「あ、でも、雅紀の前では、うん・・・
いつもの雅紀だから」
「いつもの？」
「そう、お兄ちゃん的な？」
初めて、Aの中の俺の存在が話される
それは、なんだかくすぐったい気持ちと、なぜかガッカリした気持ちが
複雑に入り混じっていた
「お兄ちゃんか・・・」
「うーん、頼んないけどね」
「はっ、頼んないって言うなよ、こうみえても結構、しっかりしてるし、
頼りないんじゃなくて、優しいのっ、わかる？」
そういって、だんだんと見慣れた風景の中、ハンドルを右に切った
ここを上がって、２つ目の角を右に曲がったらAの家だ
「あはは、うん、優しいよ・・雅紀は昔から・・・
だから・・・今は会いたくなかったな」
最後が少し声が小さくて聞こえにくかったけど
会いたくなかった・・・って言ったよね・・・今
「会いたくないって？どういうこと？」
思わず、そこがやっぱり引っかかって、聞いてしまう
さらに、見慣れた角を、右に曲がると
そこにはまた、見慣れたAの家が見えた
「ありがとう・・・ここでいいよ」
そういって、話を切り上げるかのように、
シートベルトをはずしたA
そして、ドアに手をかけようとした時、
言葉より先に
Aの手を掴んでしまった
少し強い力で、腕をつかんだからか
それとも、予想外の行動だったからか、
Aは、ビックリした表情で俺を見た
「なんで、会いたくなかったの？」
この時、ようやく言葉が出てきた
「それは・・・その？」
「なんで？」
俺はAの腕をつかんだまま聞いた
「それは、雅紀が優しいの・・・知ってるから
今の私だと、甘えちゃいそう」
そう言ったAの瞳の奥の方で、何かが揺れた
「何かあった？」
きっと、Aは何かあったんだ
「何もないよ、ただ疲れただけ、それだけだよ」
そういって、力なく笑う
「じゃあさ、今度飯でも食いに行こう。ほら美味しいもの食べたらさ
元気になれんじゃん」
そういうと、
うん・・・と頷いたA
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
