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「・・・で？
わざわざAは何しに来たの？」
「え？・・・
それは、萌絵元気かなって思って・・・」
私は、ビジネスホテルを出たその足で
本当はコーヒーを飲みたかったのだけど
ビジネス街の休日に店をやってるかなんて
わかららないので
ひとまず、頭に浮かんだ
萌絵に連絡したのだ
萌絵は今にもはちきれんばかりの
おなかで、出迎えてくれた
そして、萌絵の後ろで
チラっと女の子が顔を出した
私がにっこり笑うと
サッと萌絵の後ろに隠れる
「あ・・・忙しいよね、
ごめん、休日に家族団らんの邪魔して
萌絵の元気そうな顔見れて良かった
これ」
私は手に持っていた
萌絵が気に入っていたパン屋で買った
デニッシュを渡す
「久しぶりだ」
「でしょ」
「産休取るとさ、会社の方面は
なかなかいかないもん
ほら、何かあったんでしょ
コーヒーしか出せないけど」
そう言って玄関を通してくれた
私は、申し訳ないなと思いながら
玄関に入る
そこには
男性用の革靴
そして、小さな靴が並んでいて
靴箱の上には、
私も出席した
萌絵とだんなさんの結婚式の写真と
おそらく、その小さな女の子の赤ちゃんの頃の写真が飾られていた
幸せってこういうことなんだろうなと思いながら
私は靴を脱ぎ
そして、横にそろえた
「お邪魔します」
と小さな声でいい、萌絵についていく
萌絵の後ろにべったりな
その女の子が
よほど、私のことが気になるのかチラチラと見上げた
考えてみれば、
萌絵の家に来たところで、
旦那さんや、子どもがいたら
昨晩合った出来事なんて、
到底話せるわけでもなく
なぜ、萌絵を選んでしまったのか
後悔した
と言っても
私の友達は、みんな同じ状況で
どこに連絡しても結果同じなのだ
はぁ
深くため息をつくと
「何ため息ついてるのよ
陰気臭い」
そう言ってリビングへと通してくれた
「・・・」
リビングは、とても明るくて
目の前のベランダには小さな服が
大人の服に交じって、風に揺れていた
・・・
「ったく、急に来るから、
散らかったままだけど、ごめんね」
「うううん、きれいだよ」
私の部屋には無い
子供の積み木や人形が床に転がっていて
テレビは
日本全国おなじみのパン界のスーパースターが
戦っていた
「そこ座って？
すぐにコーヒー淹れるから」
「あ・・ごめん、気を遣わせちゃって」
「ほんと、マジそうだわ」
「・・ごめん」
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yashuchar1031(プロフ) - 紫姫さん» ぶふっw ちょいちょい出てくる過去の恋愛話にパンチありますもんねww (2021年4月6日 0時) (
レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 紫姫さん» ありがとうございます(T ^ T)今しかできないこと。頑張ろうと思います！紫姫先生の言葉を見て、元気になりました！今日からまた頑張ります！紫姫先生の小説にいつも元気もらってます。どうか無理をしないで、元気で健康でいてほしいです。 (2021年4月5日 20時) (レス) id: d2356e5600 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» どうやら、侍スイッチがそこにあるみたいｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 結愛さん» 今、やりたいことを一生懸命やるのが一番だと思う。今は選択肢もたくさんあるし、例え間違っていてもいくらでも修正が聞くから。私の年代になると選択肢も狭まるし、時間も限られてくる、だから子供たちにもよく言ってるの「やりたいことは今」ってｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» あはは、実は書いてる方も結構楽しかったりします。自分で書きながら、笑ってる時ありますｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年11月26日 17時
