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そう言って、顎で、入り口の方を指す
「いやいや、大丈夫」
「なんなら、久しぶりに洗ってあげましょうか？
あ、そっか、すぐに遠回しに言うから
俺わからなかった、ごめんなさいね、
そっかそっか洗って欲しいのか」
「欲しくありませんっ」
「そんな、寂しかったんでしょ？
もうそんなことさせないからさ」
「いやいやいや
大丈夫、間に合ってるから」
「間に合ってるってなんだよ、それ」
・・・しまった
でもここで櫻井部長との関係がバレでもしたら
『社内不倫』もばれてしまう
それは阻止しなくては
「いや、その・・・」
「何？誰かいんの？」
「まさかまさか
いたら、紹介してほしいくらいだわ」
「ですよぇ
じゃあ、どうして間に合ってんだよ
あ・・・そうか
そういうことか
かわいそうに、一人で・・・」
「言えるかバカっ」
「・・・あははははは
そこは、するかバカじゃなくて、
言えるかバカなんだ」
「違う違う、ほんと」
ダメだ和には勝てない・・・
ていうか、勝つって何？
元カレ相手に私何してるんだろ
最悪だ
ほんと、最悪な朝だ
「とりあえず、今日は帰る
頭痛いし・・・」
「どうせ暇なんでしょ」
「ひ・・暇じゃないわよ
今日は、約束があるの
休みの日は充実してるので
ご心配なく」
そう言って私が起き上がると
「いいよね、この眺め」
そう言って私を見る
「やめて」
「まぁ散々昨晩見てるから大丈夫」
「・・・それは
忘れて」
「忘れませんってか
別につきあってる男女だんだから
ルール違反でもなんでもないけどね
あ、服、そこ」
そう言って椅子の上にきちんと畳まれた服
「和が畳んだの？」
「こわっ。俺以外誰が畳むのよ」
「・・・確かに」
でも、これって、
服が置いてあるところまで
パンツ一丁で行かなければならないわけで
「ほら、どうしたの？
着替えるんでしょ？」
とニヤリと笑う和
「最低」
私はシーツをつかみ
身体に当てると
「そんなことしたら、
和くん寒いんですけど？」
見ると、ほぼ全裸の和
「きゃおあおあおあおあ」
私が慌ててシーツで隠す
「なんだよ、その声」
クククと肩を揺らして笑う
「しょうがないぁ
いいよ取ってきて」
そう言ってシーツを離す
「あ・・・でも
待って。忘れてた」
そう言って私の腕をひっぱり
チュッと唇をつける
「おはようのキスは必須でしょ」
その感触は
紛れもなく懐かしかった
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yashuchar1031(プロフ) - 紫姫さん» ぶふっw ちょいちょい出てくる過去の恋愛話にパンチありますもんねww (2021年4月6日 0時) (
レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 紫姫さん» ありがとうございます(T ^ T)今しかできないこと。頑張ろうと思います！紫姫先生の言葉を見て、元気になりました！今日からまた頑張ります！紫姫先生の小説にいつも元気もらってます。どうか無理をしないで、元気で健康でいてほしいです。 (2021年4月5日 20時) (レス) id: d2356e5600 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» どうやら、侍スイッチがそこにあるみたいｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 結愛さん» 今、やりたいことを一生懸命やるのが一番だと思う。今は選択肢もたくさんあるし、例え間違っていてもいくらでも修正が聞くから。私の年代になると選択肢も狭まるし、時間も限られてくる、だから子供たちにもよく言ってるの「やりたいことは今」ってｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» あはは、実は書いてる方も結構楽しかったりします。自分で書きながら、笑ってる時ありますｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年11月26日 17時
