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一瞬にして
ボンと着火したかのように顔が熱くなった
「いやいや違います。違います
それは、あの時ひどい熱で訳がわかんなくて」
「そうかなぁ・・・
いや、あれは逆セクハラだったぞ
俺、なかなか帰らせてもらえなかったくらい
ぎゅーって手をにぎちゃってさ
こう見えて、寂しがりやなんだよな」
そう言って、ポンと私の頭を軽くたたいた
ひぃぇぇ、ここ会社
何してくれてまんの
「ま、そんなことより、
君が二宮くん？」
そう言って、和の方を見る櫻井部長
でも和はまるで聞こえないかのように、
部長が話しかけたのを無視するかのように
PCをカチャカチャと動かす
「ちょっと和っ」
「え？」
「部長が話してるでしょっ」
「え？」
「え？じゃない。ほら、ちゃんと挨拶して」
そういうと
ふてくされたように、椅子をくるっと回し、
櫻井部長を見て
とびきりの営業スマイルを見せる
「シンガポールから戻ってまいりました
二宮和也です
これからしばらくお世話に・・・って世話なんてかけるつもりは
さらっさら無いですが
ちなみに、さっきの俺に対する宣戦布告ですかね」
ひぃぃ
おまえもなんてこと言いだすの
「ん？宣戦布告？
あはは、まぁね、さすがだな
わかっちゃった？
まぁお手並み拝見ってとこかな」
いいいいいい
櫻井部長、そのまぶしい笑顔でありながら、
全然目が笑ってないぃ
向かいのデスクのPCから顔を覗かして
コソコソ声で雅紀が
「ね、ね、A？宣戦布告って？
どうしたの？」
「ししし、知らないわよ」
「あぁ、わかった
仕事かぁ、
よし俺も頑張らなくちゃ
部長っ、俺も宣戦布告っ
一丁やったるかぁ」
そう言ってカチャカチャとPCのキーボードを打つ雅紀
まさにこの空間
カオス
波乱にしかならない
この予感
すると、おもむろに
ゴソゴソと皮の鞄の中を
探し始めた和
そして、探していたものが見つかったのか
「あ・・・あった
先週、A、俺のベッドシーツの間に、
これ、落としてたでしょ」
そう言って
人差し指と親指でつまんだピアスを
私の前に見せる
・・・
・・・
うーん、確かに見覚えがあるピアス
・・・
・・・
ん・・・神様は
乗り越えられない壁は作らないって言ってたのは
あれは嘘ですか
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yashuchar1031(プロフ) - 紫姫さん» ぶふっw ちょいちょい出てくる過去の恋愛話にパンチありますもんねww (2021年4月6日 0時) (
レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 紫姫さん» ありがとうございます(T ^ T)今しかできないこと。頑張ろうと思います！紫姫先生の言葉を見て、元気になりました！今日からまた頑張ります！紫姫先生の小説にいつも元気もらってます。どうか無理をしないで、元気で健康でいてほしいです。 (2021年4月5日 20時) (レス) id: d2356e5600 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» どうやら、侍スイッチがそこにあるみたいｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 結愛さん» 今、やりたいことを一生懸命やるのが一番だと思う。今は選択肢もたくさんあるし、例え間違っていてもいくらでも修正が聞くから。私の年代になると選択肢も狭まるし、時間も限られてくる、だから子供たちにもよく言ってるの「やりたいことは今」ってｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» あはは、実は書いてる方も結構楽しかったりします。自分で書きながら、笑ってる時ありますｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年11月26日 17時
