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そして改めて知る
私はやっぱり部長が好きなんだ
「何？A、他に好きな人いるの？」
心を見透かされたかのように
萌絵のその一言に
ヒヤリとする
「え？まさかまさか」
そう言って
すぐに否定するも
「そんな隠さなくても
ははぁん、そう言うことか」
「いや、違うんだって」
「あの、さっき言ってた眉毛濃い男ね
ふーん、言ってくれたらよかったのに」
・・・
「いや、違うし」
「そんな隠さなくても」
「ほんと違うし」
でも、
ここで妻子ある部長のことが好きなんだ
なんて、口がさけても既婚者の萌絵に言えるわけでなく
「・・・潤くんは
そんなんじゃないよ」
「潤くん？」
「あ、その眉毛濃い男」
「すでに下の名前で呼んでるじゃん」
あ
「違う違う
ただ、彼も和のこと、昨日チラっと話したら、
彼氏代行してくれるって」
目を見開いた萌絵
「何？彼氏代行って」
そういって、嬉しそうな顔をする
「和があまりにも言ってくるようなら
俺を彼氏代行として使っていいよって」
「ほほほほう。なんだか、面白くなってきたわ」
「全然、面白くないから」
「付き合っちゃえばいいのに」
ケタケタ笑う萌絵
「あのさ、さっきから、すぐに
つきあっちゃったら？って言うけど
私にも選ぶ権利あるんだからね」
「ん？選んでられるうちが花
そのうち、
こっちから仕掛けなきゃいけなくなっていくんだからねっ
今なら
すぐに結婚まで行く勢いの二宮と、
遠回しに仕掛けてくる眉毛濃い男と」
「潤くんはそんな仕掛けてないし
それに
店の女の子と親しいからたぶん、あれは彼女だと思う」
「そっかなぁ、それ聞いたの？」
「聞いてないけど・・・」
「じゃあ、わかんないじゃん、
あと・・・忘れていけないのが、雅紀」
「雅紀？
あぁ、それは絶対ない
雅紀が私を好きなわけないじゃん」
そう言って笑うと
「可哀そうな雅紀・・・」
「あはは、ないない
絶対ありえない」
「あんたが結婚できない訳
わかった気がする・・・」
「え？」
「とりあえず、眉毛濃い男の事が好きなら
どうしようもないね」
「だから、違うって」
そう言って
フーっとまた、深いため息がでる
違うんだって
私が好きなのは・・・部長なんだって
「でも、
記憶があろうが無かろうが
別に世間様に迷惑をかけるような関係じゃないんだし
悪いことはしてないんだから
そんなに落ち込まなくていいんじゃない？」
萌絵のその言葉が
胸に突き刺さった
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yashuchar1031(プロフ) - 紫姫さん» ぶふっw ちょいちょい出てくる過去の恋愛話にパンチありますもんねww (2021年4月6日 0時) (
レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 紫姫さん» ありがとうございます(T ^ T)今しかできないこと。頑張ろうと思います！紫姫先生の言葉を見て、元気になりました！今日からまた頑張ります！紫姫先生の小説にいつも元気もらってます。どうか無理をしないで、元気で健康でいてほしいです。 (2021年4月5日 20時) (レス) id: d2356e5600 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» どうやら、侍スイッチがそこにあるみたいｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 結愛さん» 今、やりたいことを一生懸命やるのが一番だと思う。今は選択肢もたくさんあるし、例え間違っていてもいくらでも修正が聞くから。私の年代になると選択肢も狭まるし、時間も限られてくる、だから子供たちにもよく言ってるの「やりたいことは今」ってｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» あはは、実は書いてる方も結構楽しかったりします。自分で書きながら、笑ってる時ありますｗ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年11月26日 17時
