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でも、翔さんが、ベリーナのことを考えるように、
私が、翔さんのことを考えたら、
自分の気持ちを押し付けることなんて・・・
できない・・・
見上げた星空
綺麗・・・だな
きっと、この星空を私は一生忘れないだろうな
と思いながらも
心は、キュっと締め付けられて
その途端、ツンと鼻の奥が痛くなり
ジワリとその星空が、ゆがみ始める
翔さん・・・
今日、どれだけ、私の横で笑ってただろう
浮かぶのは、
笑った顔の翔さんばかりだ
目をゆっくり閉じると
ツーっと温かいさが、頬を伝う
そして、それが、冷たい風にさらされる
・・・好き
どうしようもないくらい
私は・・・
翔さんが好き
「入るんだったら、そんな中途半端なことしなくってもいいのに？
あははは」
後ろから、
突然聞きなれた声がしたので
私は、慌てて、頬をぬぐった
「び、びっくりしたじゃないですか？
もう少しで、プールに落ちるところでした」
「あはは
落ちるときは、服脱いでから落ちてね
それ、俺の服なんで・・・」
そう言って、
翔さんは私の横で、同じように裾を捲し上げて
隣に座り、足を付けた
「ん〜いいねぇ」
急に近くになった翔さんに、
泣いていたことを
気づかれないように
そっと前を向いて、
水面を見るように前かがみになった
そうすることで、自然と横髪が私の顔を覆ってくれる
「落ちる前に脱ぐって、どんな秘技ですか・・・？」
そう言うと
「あはは、秘技って
マンガみたいな感じな感じだよ、わかる？
ほら池に落ちる前に、空中でさ、
サササササと、すっぽんぽんになって、追い散るやつ、あれな」
そう言って、横で笑う
水面が、翔さんの笑うと同様に揺れる
・・・
何か、話さないと
そう思っているのに、
何も言葉が、出てこなかった
「どした？」
それは、今までと違って低く、
でも優しかった
「・・いえ」
「眠れない？」
「・・あ」
私は、落ち着きがないのか、
水の中で、足を、ゆっくり動かした
「すいません・・・
翔さんの、起こしちゃいましたか・・・」
「んあ？おれ？
いや、俺は、起きてたから・・・」
ちゃぷん
水音が聞だけが、聞こえる
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
