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辺りは、どんどんと薄暗くなり、
やがて、その地球規模のショーが終わり、
今度は、シントナの町がキラキラと輝きだした
「・・・」
「・・・」
しばらく黙ったまま
でも、翔さんは、私の手を離すことはなく、
また、私もそれに答えていた・・・
でもここを立ち上がったら
私は、もう翔さんと別れなきゃいけない・・・
それは、一時のことなのか、
それとも、もう2度と会う事がないのか
予測すらつかなかった・・・
だから、今だけは、
こうやって、一緒にいたかった
「・・・A？」
トクンと身体の奥で音が鳴った
少しずつ少しずつ
その時間が迫ってきている
そんな気がして、
さびしくなった・・・
「A？」
もう1度私の名前を呼ぶ
「・・・はい」
「ははは、急に話さなくなったから、どうしたのかと思って・・・
辺りは、すっかりくらくなって、絶壁の上にたつ石段に腰をかけていた私たちの足元は、
ほとんど見えなくて
吸い込まれそうなくらい怖くなった
でも、
今ここで立ち上がってしまうと、
離れてしまう気がして、
私は、きゅっと
翔さんの手を握った
「ん？どうした？」
「いえ・・・感動的だったので、
今、少し・・・焦燥感が・・・」
「あぁ、やっぱり？。
そうなるよね、
俺もだ・・・
いつ見ても
見終わったあとは、何ともいえない気持ちになるんだよね・・・」
「でも、こんな素敵なものを見せていただいて、嬉しかったです」
「あはは、俺がやってるわけじゃないんだけどね、」
そう言って、隣で笑う
「Aそろそろさ、夕飯どう？」
「え？」
「あ・・疲れているんだったら、やめておくけど」
私は急に再スタートした延長戦に
思わず、翔さんを見た
少し暗くなった中でも、
翔さんの大きな瞳は、とても綺麗だった
「ご一緒させてください」
「あはは、了解」
そう言って、ゆっくりと、足を塀の中に入れ
先に
城壁側に降りた翔さん
そして、私も同じように降りようとすると
「おいで」
と、手を伸ばしてくれた
私は、その手を取り、
そして、トンと、足をつけた
さっきまで、
塀の外に、投げ出した状態でいたから、
少しだけ、安心感が足の先から伝わった
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
