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とんとん
丁寧にもドアがノックされる
「はい」
返事したものの、
なかなか中に入ってこないので、不思議に思い
ドアを開けると、
翔さんが、
部屋着を手に抱えて、立っていて
「中に入っていただいてもよかったのに」
と言うと
「いや、流石に、女の子の部屋には入れないでしょ」
と言って、ハニかんだ
そもそも、ここは翔さんの家だ
なのに、女の子の部屋と
私専用にすでに気持ちを切り替えているところが
翔さんらしくて
「翔さんて、紳士なんですね」
「紳士というか、医者ですけどね」
「それは存じ上げてます」
「よかった、ちゃんとお見知りおきいただいてて
ってこれ昼間も無かった？」
「それはデジャブだと・・」
というと
大笑いしてくれた翔さん
そして私も、一緒になって笑う
「サイズは、おそらく・・うーん」
と私の身体をわざとらしく見て
「入ると思う」
「当たり前です」
「あはは
じゃあ。ゆっくり休んで？
何かあったら、俺は1番端のほぅぅにいるから。
おやすみ」
と言い、
踵を返し、自分の寝室へと歩き出した
何か起こらないかと
逆に考えてしまう私
そして、続けて翔さんが
「あ、そうそう、とりあえず、ポルトガル滞在中は、
この部屋だけに限らず好きに使っていいからね」
と1度振り返る
「あ、ありがとうございます。
でも・・ちなみに翔さんは、いつまでポルトガルにいるんですか？」
翔さんがここに滞在する間しかさすがにいれないと思い
聞いてみる
「あ、俺？
言ってなかったっけ？」
「はい・」
「俺は、明日の晩にはトルコに戻るよ」
「・・え」
予想よりもずっと早かったので
驚いて、声にならなかった
「そんな顔しないの
ベリーナに、きみのことは頼んであるから、安心して？
せっかくここに来たんだ、堪能して日本に帰ってよ
じゃ、おやすみなさい、おじょうさま？
あ、裸で寝るなよ？
あはははは」
そう言って今度は、振り向かずに、自分の部屋へと戻って行った
・・・
私は、翔さんに渡された部屋着をぎゅっと抱えた・・・
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
