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まあ、ア〇雪の女王様みたいな異能力だと思ってもらえると。  あ、あれより精度の高いものね。 ページ29

「さて、如何だったかな? 高校生活は」

  ニコニコと感情の読めない笑顔で聞かれた。


『言うまでもないと思うけど』

 そっけなく返せば、駄々っ子を見るような目で見られたので取り敢えず頭に雪を降らせておいた。 幼女嗜好の中年は寒さで何処へとは言わないが逝ったほうがいいと思う。

「一寸! 折角セットした髪が崩れてしまうよ!?」

『セットしようが所詮中年は中年なんだから。 見苦しいよ』

  そう言って、雪を止ませて机の上に溜まっている書類を見た。

「え、あ! コレは」

 私からの視線に気が付き、慌てて書類を隠すリンタロウ。 ・・・もう遅いんですけど。 見えてます。 ついでにズボンから出てるパンティも見えてます。 そういう趣味なんだ・・・。 知りたくなかったな

『リンタロウ、見えてるから。 ズボンにシャツちゃんとしまって』

  そう言うと、ドタドタ!っと音をさせて慌ててズボンにシャツをしまっていた。 世の中の女性の皆さん、良いですか? これがこの中年の真の姿です。

「あ、そうだ・・・。 中也君が君と話したいってさ」

  ハンカチで汗を拭き、私を見上げたリンタロウが言った。

『中也が? なんでまた、急に』

「さあ、私は中也君じゃないからねぇ。 行っておいでよ」

  肩をすくめて、首を振りながらリンタロウが言った。

『その間に仕事をしてくれるの?』

「エ、ソレハモチロン」

 そう言うと、ピシッと固まって冷汗をたらたらと流しながら目を泳がせて片言になったリンタロウにチョップをかまして、部屋から出た。

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なすび(プロフ) - りとのおへやさん» 有難うございます!  これからもそう言っていただけるよう、頑張りますね! (2019年6月2日 21時) (レス) id: 6cdc79c834 (このIDを非表示/違反報告)
りとのおへや(プロフ) - めちゃめちゃ良かったです!中也オチマジで神!!!本当に、こんな神作品を読ませていただけて感謝しかないです! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 534e38ce7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なすび | 作成日時:2019年1月30日 21時

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