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到着! ページ5

それから更に一時間。 漸くヨコハマへ到着。

『着いた! 朱莉さん、敦君、龍君、治、起きてよ。 じゃないと、治は』

  ぶっ飛ばすよ?

「起きますっ!」

「もう着いたんですか? 早いですね」

『君がずっと寝てたからだよ、敦君』

「あ、そうですよね。 太宰さんの書類整理を押し付けられて最近ろくに寝れていなくて」

  申し訳無さそうに頭をかく敦君の目元には、隈が出来ていた。

『・・・治、ぶっ飛ばす』

「何で!?」

後輩君に仕事を押し付ける屑は何処の何奴だ。 表出ろ

「まあまあAちゃん。 ほら、すっごい都会!」

『え、あー・・・。 そう、だね?』

  毎日見てる光景だからよくわかんないや。

 周りを見渡すと、目をキラキラとさせている子がほとんどだが、治や中也たちは、眠たそうに欠伸をしている。

「あ、そっかぁ。 皆ヨコハマ出身だったね、案内してね!」

『うん、勿論!』

  さて、朱莉さんとヨコハマデートだ。

『まずは、赤レンガ倉庫行こ! あそこは定番のデートスポットでね、リア充どもがいっぱいいるけど、私と朱莉さんなら大丈夫! それから、観覧車行って、海見に行って、美味しいクレープ食べに行って・・・』

  お別れしようか、赤城、朱莉さん、可憐ちゃん。

「赤城君、わたしぃ、殺害予告が来てるのぉ。 こわぁぃ」

「そっか、デも厳つい人たちも付いてきてるし、大丈夫じゃない?」

「でもぉ、心配だからぁ、守ってねぇ?」

「いや、俺もただの一般人だし・・・無理かな?」

  あそこも大変だなぁ・・・。 ドンマイ、赤城。


  先生の話も聞き流し、ホテルにチェックインした後は自由行動となった。

『クレープ食べよ!』

「うん! 二人で半分こしようね!」

  あわよくば関節キッスなんかを・・・ぐふふ

『ぐふッ ぐふふふふっ!』

「だ、だいじょうぶ? Aちゃん」

『あ、敦君。 大丈夫大丈夫』

  あらヤダ、声にでちゃてた!?

 キモいね、我ながら。


  とまあ、そんなこんなでクレープを食べるたびに出発でもしようかな。

貴女は知っているのかな→←ドライブより新幹線が良いなぁ



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なすび(プロフ) - りとのおへやさん» 有難うございます!  これからもそう言っていただけるよう、頑張りますね! (2019年6月2日 21時) (レス) id: 6cdc79c834 (このIDを非表示/違反報告)
りとのおへや(プロフ) - めちゃめちゃ良かったです!中也オチマジで神!!!本当に、こんな神作品を読ませていただけて感謝しかないです! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 534e38ce7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なすび | 作成日時:2019年1月30日 21時

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