私は目立ちたくなかったのです! ページ45
「あら、皆氷木さんと知り合いなのね」
『異議あり! 知り合いじゃないです!』
ビシッと、手を挙げて申告したが構ってもらえなかった。
解せぬ。
「酷いなぁ、私と知り合いじゃないって? あんなにも熱い夜を何度も共に過ごしたのに。
ねえ、覚えてるかい? あの時私は」
『待って!? 誤解を招く言い方しないで!?』
熱い夜って絶対任務でしょ。
「おお、Aちゃんって案外大人なんだね」
『違う』
「はーいそこ、静かにして! そうねぇ、中原君と芥川君はAさんの横と後ろ。
中島君と太宰君は窓際の空いてる席に行ってちょうだい」
おお、治が離れてくれた。 先生ナイス!
・・・中也が一緒だけど。
「よお、A。 手前の所為で俺は一寸寝不足なんだよ。
許さねえぞ?」
『中也が調子に乗るからでしょ。 中也なんか身長縮んでミジンコになっちゃえ』
最初に挑発したのは私だけど、調子に乗って更に言ってきたのは中也じゃん
「誰がミジンコッだああああああ!」
「いや、誰もミジンコとは言ってないよ。 ミジンコになっちゃえって言っただけで・・・」
「誰だ手前!」
「俺にもキレないで!? 八つ当たり!」
いや、君には誰でもキレるよ。
『ちゅうやー、いい加減辞めよ? 例のあの子、こっちみてるよ』
正確に言うと、睨んでいる。 やだなあ、お姉さん照れちゃう。
ていうか、目立ちたくなかったんだけど
「お前の見た目じゃ無理だろ」
「うん」
『酷い! 二人とも年頃の女の子になんてこと!』
気にしてないけど。 だって私、可愛いじゃん?
「自分で言うなよ」
何で中也解ったわけ・・・・キモッ!
しかも事実だし。 ね?
お母さんもお父さんも、結構顔がよかった覚えがあるし。
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怪盗MOON - らんぽさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!? (2020年1月8日 16時) (レス) id: f4a01fc3d7 (このIDを非表示/違反報告)
なすび(プロフ) - 江羅古九さん» わかりますね・・・。 授業中にふと窓を見たら浮いている幹部様 (2019年4月4日 21時) (レス) id: 7f7fe23c11 (このIDを非表示/違反報告)
江羅古九 - はあ。中原中也……学校に来てください。出来れば、窓から。 (2019年4月2日 11時) (レス) id: 0bf8db909c (このIDを非表示/違反報告)
なすび(プロフ) - からうりさん» 私も来てほしいいいいいいいい・・・・ (2018年12月29日 17時) (レス) id: 5cd55af429 (このIDを非表示/違反報告)
からうり - あああああああああ……新旧双黒よ…私の学校にも来ておくれ… (2018年12月28日 22時) (レス) id: f4de6f3b30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なすび | 作成日時:2018年8月5日 21時