明るく楽しく元気よく！！なマフィアですが、一寸キレるそうです (文豪ストレイドッグス)

そろそろ手を打たないと ページ30

じゃあ行ってきます

　 あ、そうだ。 昨日、八重桜が遂にポートマフィアに直接攻撃してきたよ

　 死傷者は？

　 遊撃隊の黒服が数名重体

　 ・・・そっか じゃあ、そろそろ行くよ

　 行ってらっしゃい。 期待してるよ？

　 ええ、お望みどおりに





　 そんな会話をしたのが三時間前 只今授業中

「Aちゃん、顔、顔怖いよ」

　 そりゃあ怖くもなるよ。 組織の仲間が重体って聞かせられたらね

『そうかな？ 御免ね』

「いいけど、悩みがあるんだったら相談してね？」

『有難う、赤城君』

「いえいえ」

　 そろそろ潰したい。 でもまだ見せしめにするには時間がいる。

　然し躊躇するだけ被害が増える。 何とかしなくちゃ



　 キーンコーンカーンコーン

「「「ありがとうございました」」」

「Aちゃぁん、一寸いいかなぁ」

『むつみちゃん？ 如何したの？』

「お話があるのぉ」

　 話？ 私だって話があるけどね 今は無理だけど

『うん、何？』

「ここじゃぁ話せないからぁ、一寸来てくれない？」

『・・・わかった』


　 良いけど、昼休みなのにな

　あ、敵組織の一人娘と喋るのなら、録音機とカメラは必須だよね？

『行こうか、何処でお話しするの？』

「私しか、知らない場所」

　うわぁ、怪しい




　 キィー ドゴドゴッ

　え？ 建付け悪！ 音やばくない？

『こ、此処？』

「・・・・」

『むつみちゃん？』




「ねえ、Aちゃん。 何であなたは、そんなに赤城君と仲がいいの？

　なんで、チューヤさんに愛されてるの？

　なんで？ なんで？」

　 ごめん、一寸何言ってるかわからない

『何のこと？』

「惚けないでよッ！
　 何で転校してすぐのあなたがこんなに好かれてるの？ 赤城君だけじゃない！

　クラスの、いいえ、この学年の男の子たちは、みんな私のモノなの！ 奪わないでよ！」

『なに、言ってるの？』

「何であなたが好かれるの！ こうしてやる！」

　むつみちゃんが取り出したのはカッター

　 カッターキャーか

取り敢えず、辞めさせるようにしないと


『やめて、むつみちゃん！ イヤァー』

　グサッ

「キャー―――――」

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