【文スト】 死んだら 天国に来ました(私にとっての) ですがそこには、要らない奴までがついてきましたpart２

にゃっふー ページ10

「まあまあ、その辺にしてあげなよ」

「乱歩さん」

乱歩さんが間に割ってはいって、私たちを仲裁した。 珍しい

「Aは僕と推理勝負だろ？ ほら、早くしようよ」

そっちかい！

「そ、その、勝負したいのは山々なんですけど、帰らなきゃいけなくて･･･」

「・・・嘘はついてないようだね。 しょうがないなぁ、次は絶対勝負してよ！」

絶対厭です。 凄いでしょう?私の演技力。 流石森鴎外の娘。

「其処のドアから出られます。 行きましょ」

　 今気が付いた。 二時間たってる。 探偵社で駄弁ってただけで二時間たっている

「では此処で。 私は家に扉を繋いで直接帰るので・・・」

「嗚呼、また何時でも来い。今度は稽古をきちんと道場でつけてやる」

「有り難うございます」

「じゃあ、元気でね。 怪我したら何時でもおいで」

「え、遠慮しておきます」

　 ガチャリ

探偵社の面々が出ていき、溜め息をついた。 濃い一日だった。 でも、心地良い疲れだなぁ

「と、後は此を執務室のドアに繋いでっと」


　 ガチャ

「ただいま」

　 自分の執務室に帰ったはずなのだが

　お父様、姉様、治、中也、歩、翔真が揃っていた。


「やあA、おかえり。 一寸此処においで」


　 真剣な声色で私を呼ぶお父様

「はい」

何故かお父様だけ正座してるけど



　

　何やってくれてんだよ！？→←勝てた！　勝てたよ！　

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