【文スト】 死んだら 天国に来ました(私にとっての) ですがそこには、要らない奴までがついてきましたpart２

訓練えげつないんだろうなぁ ページ38

「・・・あのさ、訓練見学させて？」

　そろそろ話し始めて随分と時間が経ったし。

「だーめ。 君は着いて来ちゃ駄目だよ！」

　イケメンかよこの野郎。 ウィンクするな。 目が潰れる。

「で、でも・・・」

「見せない。 来ちゃ駄目だよ？」

「・・・はーい」

　目が真っ黒だった。 怖い！

　でもさ、芥川君は治療してあげたいし。

「後で芥川君とゆっくり話す時間をあげるから！ だから、ね？」

　首こてん頂きましたー！

「はい！ 喜んでっ！」

　いやね、我ながらチョロいとは思ったよ？ でもさ、あの美しさには勝てない。

「でも、あんまりえげつなさ過ぎるのは駄目だよ？」

「はーい。 じゃあね」

「では」

「ばいばーい」

　手を振って二人を見送る。 あ、治のオーラが変わった。

　なんだか

「黒い？」

「何がだ？」

「ふっふぁい！？」

　わお、吃驚。 中也が何時の間にか後ろにいたなんて

「なんだい、中也」

「青鯖みたいな喋り方すんなよ。 偶々通りかかっただけだ」

「そうかい。 そういうことなら、私とお茶でもどうですか？ 可愛らしいお嬢さん」

「誰が可愛らしいお嬢さんだ！

　あと」

　ドゴﾂﾞ

「ひいっ」

「青鯖みたいな喋り方すんなって、言ったよなあ？」

「ちゅ、ちゅちゅちゅ中也さん？」

　か、かかかか壁に、あ、穴が！

　笑みが黒い！ 怖い。 怖すぎる

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