【文スト】 死んだら 天国に来ました(私にとっての) ですがそこには、要らない奴までがついてきましたpart２

武装探偵社 ページ4

うん、諭吉さんには稽古つけてはもらってたけど・・・。


　 ここ一年ほど行ってない！

　 申し訳ないよ。折角、折角あの武装探偵社社長福沢諭吉に稽古をつけてもらってるのに・・・

　武装探偵社設立からもう三年もたってるんだよ！？ 探偵社社員になるのが夢だったのに・・・


　 何でマフィアで人殺してるんだろ


　 そんなことを思いながら武装探偵社の前に来た。そういや何気に始めてくるんだけど。

　今まで諭吉さんの家にしか行ってなかったから

　 コンコン

「失礼します、Aです・・・。 あのう、諭吉さんか乱歩さん、いらっしゃいますか？」

　 実は人見知りなんだよ、自分。 しかも、原作の舞台に来れてテンパらない人がおかしい

「おやァ？ 如何したんだいあンた。 此処は子供が来るところじゃないよ。

　ソレとも、依頼かい？」

扉を開けた与謝野女史が、私の姿を見ると一瞬体を硬直させ、目を険しくさせた。

森医師？ と、小さく呟いたのは取り合えず聞こえなかったということで。

「ちちちち、違いますっ！！ そ、そのう、諭吉さんか乱歩さん、いらっしゃいませんか？」

　 やばい、与謝野女史が美人すぎる え、無理。 尊い 死ねる

「おや、二人と知り合いなのか。 居るよ」

「よかったあ」

じゃ、一寸失礼して

緊張でばくばくしている心臓を押さえつけ、そっと入ろうとした。

「ちょっと待ちな。 社長と、どんな関係だい？」

バンッ！

「ひぇ」

のだが、ガンッと与謝野女史に壁ドンされた。
　情けない声が口から漏れ、冷や汗が背中を流れ落ちる。
　ヒイッ こ、怖い。 美しいけど、怖い

「どんな関係って、それは、そのう」

「私の弟子だ。 与謝野、あまり怖がらせないでやってくれ」

「社長！ この子が社長の弟子？ へえ、それは悪かったねエ」

驚いたように私を見て、その後視線を和らげた。

「いえ、その、社員の方が諭吉さんを大事にしてることが分かって、嬉しかったです」

「ふぅん、師匠想いの良い弟子じゃないか。 妾は与謝野晶子。武装探偵社の専属医さ。

　あ、怪我したらいつでもおいで。 ピッカピカの新品にしてあげるよ」

「ひエ、ひゃ、ひゃい」

　 怖い。 ただただ怖いよ。

ズンチャカタッタッタタッター　タッタカタッタター→←短期間での順位、ありがとうございます。　　因みに、題名だけでの感謝となってしまい申し訳ありません。中身はお話です。

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