第41話 お師匠 ページ42
shp「...」
『...』
銃声が飛び交う射撃場。
これから訓練が始まると身構えていた私は、現在、何故かショッピさんと向かい合っている。
そのすぐ横では、大先生がへらりと目を細めて笑っていた。
ut「じゃ、後は頼むわショッピ君」
shp「は？えっ、どういう事すか...？」
ut「Aちゃん、今日からこのショッピ君がAちゃんの銃のお師匠やから。お互い面識あるやろ？頑張ってな〜」
『えっ...はい...？』
そう言うと、大先生はスタスタと来た道を戻り始める。
姿が見えなくなる前に、ショッピさんが右手を大先生に向かって伸ばし、その手は紫煙となって大先生の襟首を捕まえた。
...魔人ってあんなこと出来るんだ。
掴まれた大先生は、猫のように足をぷらぷらさせながらショッピさんの目の前まで移動させられる。
shp「あの、大先生。聞いてないんですけど？？」
ut「そんなに怒んなって！ええやん、一日置きのこの時間帯だけっ！」
shp「俺やって暇じゃないんすよ。他に頼むか、それこそ大先生が教えてあげたらいいでしょ」
彼は元々伏せがちの瞳を、更に細めて大先生を睨んだ。
話を聞いた感じ、大先生も拳銃の扱いに覚えがあるらしい。
ut「いやー、俺だってそうしたいけどさぁ！何かと忙しんよねぇーこれがっ！！」
shp「俺に、押し付けんといて下さい」
ut「...残業代出ますぜ、兄貴」
shp「しゃあないな、やったるわ」
『意見変えるの早っ』
大先生の言葉を聞いた瞬間、ショッピさんは彼を床に落とす。
「あぁんっ！」という声が聞こえたが、スルーしているようなので私もそうする事にした。
...心做しか、ショッピさんの目の中に金が写ってるような...金欠なのかな？
そう思っていると、大先生は今度こそ射撃場を離れていく。
その場には、私とショッピさんの二人が残された。
shp「まぁ、取り敢えず。初心者用の銃で、どのくらい撃てるか確認しましょう」
『あ、はい。よろしくお願い致します』
彼に連れられ、私は銃が無造作に積まれた木箱までやってくる。
中身をゴソゴソと漁りながら、彼は口を開いた。
shp「あ、そや。失礼だと思いますけど、年齢聞いてええですか？」
『年齢...？』
shp「はい。ちょっと、モチベが上がるかどうか賭けようと」
『はぁ...えっと、二十代後半です』
そう言うと、彼はピタッと動きを止める。
すると彼は勢いよく此方を見た。
shp「っ！合法...ロリ...！！」
『...え』
彼の目は、先程より明らかに輝いていた。
第42話 幼妻とは言いますが→←第40話 嘘も方便にも程がある
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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