第33話 風の噂 ページ34
side tonton
『魔界クオリティ分カラナイ...』と言いながら蹲るAさんをニグ君が宥めている。
俺も何か声をかけようかと考えたが、無理矢理契約してしまったのは自分も同じ為、口を閉ざした。
...Aさん、災難な事が起きる星の下にでも生まれとるんかなぁ。
そう思っていると、突き抜ける様な笑い声が会議室に響く。
kn「アーーーッハッハッハ！アーーーーッ！！」
dz「わっ！？声凄っ！？」
or「超音波すか！？」
rb「あーあ、コネシマがツボった...」
発生元はやはりコネシマで、ドズル社の皆さんは耳を塞いでいた。
kn「っいや、だってぇ！...ッウフフフ！面白過ぎるやろニグんゴォ！！」
ng「に、ニグんゴ！？」
tn「何勝手に渾名付けとんねん...つか、何が？」
正直俺は、Aさんの事を考えると全く笑えない。
知らない内に、色んな契約書にサインさせられてるような状態なんて、誰でも塞ぎ込むだろう。
...ホンマにデリカシー無いなぁ、シッマは。
kn「っはぁ...いや。下克上みたいでええなぁ」
sha「気持ちは分からなくもないけどさぁ...それ、今言う？」
ut「まぁ、要はシッマがニグ君気に入ったって事やろ」
そう言いながら、大先生は煙草に火を付けようとしていたので、腕に軽くチョップをしておいた。
少し恨めしそうな目で見られたが、知らんぷりしておく。
gr「ふむ...これ以上、エンドラの件に関しては何も出ないか。一先ず今回はここで、そちらも宜しいですか？」
dz「はい、大丈夫です」
脱線はしたものの、根本の原因までは突き止められていない為、今回の会議は終了した。
その頃にはAさんも、少し疲れた表情はしているが調子の方は良さそうで、ドズル社の見送りに来ている。
tn「Aさん、その、大丈夫...ですか？」
『あ、はい。すみません、お恥ずかしい所をお見せし...』
bn「MEN待って！せめて！せめてAちゃんをデートに誘っ...！！」
me「はいはい、帰りますよー」
...ぼんさん、要注意人物やな。
引き摺られていく彼を見ていると、ふと、おんりー君が此方に近寄って来る。
on「あの、少し...」
tn「あ、はい。何でしょ？」
屈むと、彼は俺に耳打ちして来た。
on「...最近、天使系統の種族が前触れなく姿を消しています」
tn「っ！」
on「事件性があるので、一応お伝えしようと」
tn「...分かりました」
返答をすると、おんりー君はドズルさん達の方へと駆けていく。
俺はその後、直ぐにグルさんに報告をしに行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1443人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
