第34話 魂の契約確認 ページ35
『っはぁ〜〜〜...もう、色々起こり過ぎ...』
ng「っすみません。ご主人様...」
見送りの後、トントンさんの計らいで自室に戻らせて頂いた私は、ベッドの上に倒れ込む。
その様子見たニグは、耳と尻尾をペタンと下ろしていた。
...罪悪感。
『...ふぅ。取り敢えず、ニグは座って？契約したからには、今後の事を話し合わないと』
ng「そっ、そうですね」
ニグが着席したのを確認すると、私は紙とペンを取り出し、机を引き寄せる。
私が簡単な質問をすれば、彼はその全てに答えてくれた。
要点だけをまとめ、紙に記していく。
_____________
【魂の契約について】
・魂の契約をした従者は、主の魔力が少なくとも、周囲の魔素(粒子状態の魔力)から魔力供給が可能になる。
・魂の契約をした両名は、お互いの性質が分け与えられる。
(魔力増加や加護の複製)
・魂の契約が切れることは、一生無い。
_____________
...成程、だからニグはすぐに魔力回復したのか。
『じゃあニグは今、火炎耐性を持ってるってこと？』
ng「はい、そうなります。ご主人様は、元々魔力をお持ちでないので、俺の魔力分増えてるって事は無いんですけど...」
『まぁ、そうだよね』
使い魔どころか、とんでもない事になったと、紙を見て再確認した。
...寧ろ、安心だな。魔力が無かった身体で魔力溜め込み始めたら、体調不良とか破裂するとか、ザラにありそうだし。
『んー...さっきの会議で、関係は容認されたし。契約についても、私には守って貰えるというメリットまである。文句は無いよ』
ng「ほ、本当ですかっ！？」
私の言葉に、ニグは尻尾をはち切れんばかりに振る。
あまりの喜びように少し気恥ずかしくなるが、私は口を開いた。
『寧ろ、ニグは私でいいの？魔界では最弱の人間だよ？』
ng「関係無いです。俺は貴女が良いんです」
その言葉に、ピリッとした空気を感じる。
勇者の風格と言うのだろうか、その気迫に私は息を呑んだ。
『そ、そう。なら良いんだけど、じゃあご主人様は止めてね？Aでいいから』
ng「はい、A様！...あっ、ちょっと待って下さいね」
そう言うと、彼は仔犬に変化し、私の隣に来る。
ベッドに横になる事を促し、私の頭の近くに伏せた。
...わぁ、もふもふだぁ。
ng「夕飯前には起こしますね！」
『あー、有難う...？』
ng「いえいえ！」
ニグの嬉しそうな声を最後に、私は少し目を閉じる。
余程疲れていたのか、すぐに夢の中へと旅立って行った。
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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