第20話 書記長の本気 ページ21
side tonton
shp「聞き分けの良い嫁さんすね。あの人」
tn「せやなぁ、ホンマに助かっとるわ」
Aさんが見えなくなったのを確認し、俺は軍帽を外して自分にかけた魔術を解く。
豚面が少しずつ輪郭を変え、着ている軍服が緩くなり、背中から黒い翼が六枚出現した所で眼鏡をかけた。
俺は久しぶりの人型に、肩を鳴らす。
ゴキッ！バキッ！
tn「ふぅ...あー、この脱力感。久々やなぁ」
shp「音ヤバッ。えっ、今骨折りました？」
tn「折ってないから、安心して」
ショッピ君にそう答えながら、大きく背伸びをした。
...Aさんが来てから、仕事手伝ってもらってんのもあって人型になってなかったからなぁ。ブランク凄いわ。
少し身体が解れたのを感じると、俺は鉄の大剣を出現させて肩に担ぐ。
tn「取り敢えず、何体か攻撃して対象逸らすか」
shp「えー...結局戦わんといかん感じですかぁ？」
tn「ショッピ君は国民の方行ってもらって構わんよ。子供達の居る保育所とかの手伝いにも行ってきてや」
shp「保育所！？いいんですか！？いやー、テンション上がってきたなぁ！！アザースッ！！」
俺の言葉に、ショッピ君は笑顔で二輪の魔具に跨り、城の方へと向かって行った。
その様子に少し肩を落としながら、翼を広げ、地面を強く蹴り上げて空へと飛び上がる。
眼前に広がるのは、その巨体をくねらせ、街を破壊し始めている黒龍の軍団。
その中の一体と目が合ったかと思えば、此方に向かって咆哮を飛ばして来ていた。
...此奴らが群れを作るなんて聞いた事が無い。
確実に、何者かの作為によるものやな...はぁ。
tn「仕事増やしよって...死んで、どうぞ」
俺は目の合った一体の方へと、勢いよく飛んで行く。
すると、そのエンドラは、大きく口を開いて紫色の炎を吐き出して来る。
俺はもう片方の手で小規模の結界を作り、その炎から身を守った。
勢いのまま、俺は大剣に炎を纏わせ、エンドラの片翼を焼き切る。
“ーーーーーーーーーッ！！”
tn「ｯﾁ、刃が少し欠けたわ...ほら、お前の相手はこの俺や。他に気ぃやっとる場合か？」
エンドラは悲鳴の様な咆哮を上げ、俺の方を強く睨み付けていた。
俺は更に、エンドラの目に向かって炎の弾を撃ち込む。
そしてその場から離れる様に飛び始めれば、エンドラは後を着いて来た。
...よし、これで国内から引き離せば...！
最中、俺は気付かなかった。
...エンドラの中の一体が、城に近付いている事に。
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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