第六十話 同盟、作戦及び対話をはかること ページ6
『…そういうことね』
結局は王族争いに巻き込まれたかわいそうな王様ってことね。
で、今は国民派の赤髪のともと貴族派の弟の戦いで。負けそうだから助けて！…と。
rbr「…自分でなんとかできんのか？」
低く声を出して威圧するロボロ。
tm「……そりゃ自分でもなんとかしたいよ…でも」
ci「でもなんや？無理だからそれで終わり？戦ってもないのに諦めるとか敗北主義者なん？人間って弱い生き物やなほんま」
トン氏とかロボロもそれに同調する。
人外からしてみればやはり人間と考え方は少し違うみたいだ。
そして、死神さんとクロノアさんが苦い顔をしたのも見逃さなかった。
tm「…ごめんみんな」
ともさんが耐え切れなかったのはそのまま外へ飛び出してしまった。
pi「あ、おい！」
ぺいんとが慌てて追いかける。
tn「ここにもう用ないやろ。一旦城帰るわ」
そう冷たく言い放ったトン氏は玄関に出ると白い翼を広げ、飛び去っていった。
続いてロボロとチーノがエミさんを強引に持ち帰って帰っていった。
ここで一言。
ここにきて内部分裂するとか馬鹿じゃないかな…？
『…人外の扱いってほんとうに難しいな…』
むしろ今までのが奇跡としかいいようがなかったのかな。うん。
とりあえず泣きそうになっているそこ二人をどうにかしてまとめないと…。
『死神君？シャオさん？』
si「…考え、って難しいですね」
sho「ロボロがあんな怖いの初めてや…」
ぼろぼろと涙を浮かべる二人。
おーよしよしと頭をなでると死神君はそのまま私に抱きついてきた。
『ちょっと人選がダメだったかな…』
天使としておろかな人間の行いをいくつも見てきたトン氏。
人間に絶滅されかけた妖精のチーノ。
魔王として人間を見ていた小人のロボロ。
エミさんはちょっと言いたげだったけど多分圧に負けたんだろうな。
ぐずぐず泣いてる二人ちょっと酷だけど聞いてみることにした。
『死神君』
si「ばい…」
『もしかして前の前の国王様を冥界に送ったのって君、だったりする？』
si「！」
種族死神。
かなり永く生きると命を刈り取る魔法を覚えるらしい。
数がかなり少数のため滅多に見れない種族。
死んだ者を冥界に送る仕事があるという。
si「…なんで僕だと思ったんですか？」
『だって、君。前国王がなくなった時言葉が詰まったじゃん。それに凄く寂しそうだったし』
いやまぁ、あとあてずっぽうだったりするけども←
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翡翠琥珀@カリナと咲(プロフ) - 八十話程なのに読んでみると百話以上読んだ後のような満足感がありました！すごいです！ (2022年6月8日 13時) (
レス) id: cceed3ce75 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2020年1月29日 20時) (レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
カリー(プロフ) - さんさんのさんさん» ありがとうございます！すんごい亀更新だけど少しずつ頑張りますので応援してやってください(上から目線ですみません) (2019年12月21日 14時) (レス) id: de4e6bf21c (このIDを非表示/違反報告)
さんさんのさん - わ、面白いです！内容とか設定が他にはないような設定で、しかも好みです！これからも更新頑張ってください、応援してます！ (2019年12月21日 0時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
カリー(プロフ) - タンザナイトさん» ありがとうござます！いつまで続くか分かりませんがこれからも更新頑張ります！ (2019年11月18日 16時) (レス) id: de4e6bf21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurry | 作成日時：2019年11月14日 22時
