第七十二話 七つの美徳って七つの大罪の反対じゃないんだよ ページ19
ここにあることはすべて創作です
ーーー
翌日。
朝食の時にグルッペンがなにやら真剣な様子で話しかけてきた。
gr「今、Aって罪と徳で何を持ってるんだ？」
『えーと？憤怒と強欲だと思うけど…』
gr「まだ徳は持ってないのか」
『何か問題とかあるの？』
gr「いや、罪の方を持ちすぎると発狂するってだけだが」
『それ最初に言ってくれない？』
初耳な言葉に思わず神経を疑った。
しかも私の人生に関わる大事な事実だったし、なんだろうこいつ。私を極悪非道の魔王様に堕とさせたいのか？なるつもりは一切ないが。
gr「だが、徳の方の魔王たちも近くにいるからそいつらとなんかすればいいだろ」
『…はぁ、ちなみに徳の魔王さまって誰よ』
gr「それはトン氏に聞け」
とグルッペンがトントンの方を向いたのを見て、トントンが何かを悟ったような顔をした。
tn「…種族だけ知ってるけどな？多分今二人しかおらんで？」
『とりあえず誰か言え』
tn「嫉妬の反対である忍耐の種族
と目線をロボロに移す。
……もしかして。
『
tn「そういうことや」
gr「それならロボロとはなにかでつながった方がいいぞ？そしたら強欲の使用時に暴走状態にならなくなるからな」
『へー』
しかし繋がり方が分からん、魔王同士の契約とかそんなもんできないの？
ありそうやけどなぁ……誰に聞いたらいいんだろ。
らっだぁとは魔王同盟で契約書を通じてでしょ？
強欲はそもそもその力自体を奪ったからでしょ？
なら
朝食の後、とりあえず知識のエミさんに聞いてみた。
em「すみません、わからないです…」
『そっか…ありがと』
em「いいえ……」
申し訳なさそうに顔を俯いたエミさん。
そんな気にしなくてもいいのに。といってもかける言葉が分からないけど。
次は……らっだぁさんかな？
rd《いや、俺も知らないけど》
《無能》
rd《はぁ？》
《ごめん》
らっだぁはやっぱり知らなかったな。
結局誰も知らないのか……。あと知ってそうなのいなさそうだし。
pk「なに聞き込みしてるんすか？」
『あ、ぴくと』
pk「ちなみに魔王同士の契約なら分かりますよ」
『いやなんで分かんねん』
pk「……それは、なんでなんだろう。自分でも分かんないっす」
困ったような顔をするぴくと。
第七十三話 そもそも幽霊ってなんだろうね→←第七十一話 目的とはそういうこと
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翡翠琥珀@カリナと咲(プロフ) - 八十話程なのに読んでみると百話以上読んだ後のような満足感がありました！すごいです！ (2022年6月8日 13時) (
レス) id: cceed3ce75 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2020年1月29日 20時) (レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
カリー(プロフ) - さんさんのさんさん» ありがとうございます！すんごい亀更新だけど少しずつ頑張りますので応援してやってください(上から目線ですみません) (2019年12月21日 14時) (レス) id: de4e6bf21c (このIDを非表示/違反報告)
さんさんのさん - わ、面白いです！内容とか設定が他にはないような設定で、しかも好みです！これからも更新頑張ってください、応援してます！ (2019年12月21日 0時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
カリー(プロフ) - タンザナイトさん» ありがとうござます！いつまで続くか分かりませんがこれからも更新頑張ります！ (2019年11月18日 16時) (レス) id: de4e6bf21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kurry | 作成日時：2019年11月14日 22時
