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90話 探さなきゃ〜夕士side〜 ページ7
夕士「……っ」ｿﾜｿﾜ
長谷「……遅いな」
時計を見ると天使が出ていってもう6時間が経っており、日も傾き始めていた
夕士(……天使)
天使は……『頼る』事を拒んでいた
頼ると拒絶されるかもしれない……迷惑をかけるかもしれない……
だけど心の底では頼りたい、甘えたいって思っていた筈だ……
がんじがらめになって、動けなくなって……
きっと……自分でもどうしたら良いのか分からなかったんだ……
俺だって、似たような事を経験していた……
だけど俺には長谷がいた……
だけど……天使にはいなかったんだ……
誰も……
夕士「……俺!!外を探して来る!!」
宛てなんか無いし、天使が救われる様な事を言ってあげられないだろう
だけど……探して、伝えなくては……
『独りじゃない』って……『頼っても、甘えても大丈夫だ』と
拙い俺の言葉で
長谷「稲葉……そうだな、ここで待ってても埒が明かねぇし」
夕士「……」ｺｸｯ
早く探さなければ……早く……
プラプラ「ストップ、行かせねぇよ？」ｶﾞﾝｯ!!
夕士「……えっ？」
91話 協力要請〜夕士side〜→←89話 もどかしさ〜プラプラside〜
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設定タグ：妖怪アパートの幽雅な日常 , 男主
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作者名：タンゴ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2017年7月18日 22時
