Unsung Hero Part3

神聖円卓領域 死を告げる天使 ページ47

救出後、一旦村に戻ろうという事でのした粛清騎士を粗方縛り、とんぼ返りの様に村に戻った。
その道中、何処かの小特異点で出会った三蔵法師こと三蔵ちゃんとその弟子(勘違い)の藤太さんと出会いそのまま、協力してくれる事になり一緒に村まで行く事になった。

「そう言えば、あのファラオにもう一度会いに行かなくてはいけませんね」

「あー、聖都まで行ってきましたーって？それ以外何か言ってたっけ？」

「死を告げる天使とか何とか言ってましたねぇ」

『とりあえず、やる事を纏めてみようか』

ドクターの言うとうりに簡単に纏めてみると、

1.死を告げる天使について
2.マシュの中に宿る英霊について
3.ファラオに会いに行く

と、いう感じになった。

「まぁ、死を告げる天使からだな」

「でも、マシュの英霊についてはどうしようか」

と、ベディヴィエールを見るがやんわりと首を横に振られる。
何でも、マシュ自身でが、マシュの英霊を知ってそうな人達の方針らしいが素直に教えてあげては？と思う。

「まぁ、死を告げる天使から行きましょうや」

「と、言っても死を告げる天使と言うからには即死させる宝具かもしれんな」

「じゃあ、そう考えると、クーだな」

「違いない」

「じゃ、よろしく」

「ええ、よろしくお願いしますクー·フーリン」

「何で俺なんだよ！！」


『「「「「逸話的に」」」」』

満場一致の答えだった。


静謐ちゃんに案内されたのは教団の聖堂みたいな所だった。村からは結構離れている。

「めちゃくちゃ、アサシンクリードみたくなってきましたよ、立香先輩」

『写真撮ったら怒られるかな？』

「殺されますぞ？魔術師殿」

『「ですよねー！」』

そんな事を言いながら気を紛らわそうとする。
そうしないと、雰囲気で死にそうだ。

着いた、聖堂の奥はいかにもな感じでさらに怖さを増した。
すると、静謐ちゃんが力が抜けるように座り込んだ。

「だ、大丈夫？」

「……」

返事はない。すると、背中に嫌な寒気が走った。
動いたら、確実に殺させる。そんな、確信があった。

「……我、ハサンを殺すハサンなりて」

静謐ちゃんの声で、静謐ちゃんじゃない誰が喋った。

「歴代のハサンよ。此処に来たという事は、その首を差し出しに来たのだな？しかも、部外者を連れて」

ゆっくりと静謐ちゃんが立ち上がる。まるで何かに操られるが如く。

「良かろう。望み通りにその首を、この山の翁が貰い受けよう。さぁ、その首を差し出すが良い」

神聖円卓領域 死の具現化→←無題

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