北米神話大戦 急(1) ページ23
明け方。
太陽の光が差し込む頃。
明けの明星が未だに輝いている。
目の前に佇むのは、太陽の光に反射して白く輝くホワイトハウスと白には似つかわしい禍々しい赤黒い影。
寄り添うのは、可憐な少女。
｢あーあ、来ちゃったのか。まぁ良いわ。初めまして、カルデアのマスター。メイヴよ｣
と、ニッコリと笑いながら言った。
｢女王メイヴ…ケルトの勇者たちを産み続ける女王ですね｣
と、冷静に婦長が言う。
｢ここまで本当にご苦労だったわ。でも、残念。少し遅かったわね｣
ゴゴゴゴ！！
地鳴りが聞こえる。何事だと、辺りを見回す。
｢ホワイトハウスが異界と化しています！｣
と、マシュが驚いたように言う。さっきまであんなに綺麗だったホワイトハウスが一瞬にして禍々しい空気に支配された。ホワイトハウスの前に刺さっているのは巨大な魔の朱槍。
｢悪趣味極まりないな。本来の方がこれより数倍美しかったのにな｣
と、ラーマが言う。
｢まぁ、細かい事はいいじゃねぇか。よく来た。歓迎しよう｣
と、ラーマを一瞥し私の方へとあくまで無表情だが笑顔のようなものが向けられる。
｢ちょっと、クーちゃん！｣
｢あぁ、悪ぃ｣
｢全く！カルデアのマスターが来てからそんな感じなって！そこの貴女、ムカつくから殺しても構わないかしら？｣
えぇ…と困惑していると、婦長が前に出て言い放った。
｢あなたの邪悪は生まれついてのもの。全くもって健康優良児そのものです｣
｢はぁ？｣
｢退け、メイヴ。こいつは俺に話があるみたいだ｣
すると、メイヴか婦長を睨みつけた。
｢クーちゃんをどうするつもり？｣
｢どうするも何も、私は看護師です。看護師の役割を全うするだけ｣
｢は？クーちゃんに？看護師として？｣
｢治療する、という事です｣
｢単純だな。だから、俺もお前を敵として殺害する。看護師であろうが、敵は敵。な？単純だろ｣
｢どうぞご自由に。私は貴方を治療し、貴方は私を殺害する。矛盾ですが、我々の在り方としては妥当です。では、戦う前に2つ。まずは、マスターが貴方の前にレイシフトしてしまった事です。まぁ、冬木での縁が繋がっているからかは分かりませんが。貴方は敵である彼女を殺さなかった。それはどういった感情なのか？縁による｢貴方｣のルーツへの執着なのか、それとも｢貴方｣自身の彼女自身に対する執着なのか｣
その言葉を聞いたクー·フーリンは顔を歪めた。
そのまま、分からないと首を振る。
｢では、次です｣
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星空部長(プロフ) - ナカユ@キーリアさん» ありがとうございます！楽しみにしてます♪ (2018年5月13日 22時) (
レス) id: 78599fa8a8 (このIDを非表示/違反報告)
ナカユ@キーリア(プロフ) - 星空部長さん» コメントありがとうございます!オルタニキの所で殲滅ルートは考えていませんでしたｗもしかしたら、解説コーナーでも作って大体こんな感じということを開設したいと思っていますので、その時にお答えします (2018年5月13日 22時) (レス) id: bce607513b (このIDを非表示/違反報告)
星空部長(プロフ) - オルタニキの所で夢主以外殲滅されたらどうなってたのでしょうね…更新ファイトです！ (2018年4月15日 20時) (レス) id: 78599fa8a8 (このIDを非表示/違反報告)
ロール(プロフ) - ナカユ@キーリアさん» ありがとうございます！申し込みしました！承認お願いします (2018年1月26日 23時) (レス) id: ee26429b75 (このIDを非表示/違反報告)
ナカユ@キーリア(プロフ) - ロールさん» お待たせしました！フレンド枠が空いたので、フレンドになりましょう！よろしくお願いします！m(_ _)m (2018年1月26日 19時) (レス) id: d675145964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キーリア | 作成日時：2017年7月29日 15時
