邪竜百年戦争 オルレアン 竜の急襲 ページ16
「取り敢えず、移動しましょう。……ここには、私は居てはいけないようなので……」
少しばかり、顔を悲しそうに歪めジャンヌは言った。
「そう言えばさ、町の人たちに何を伝えようとしてたの?」
「もう直ぐここに、竜がやってくる逃げて、と伝える筈でしたが……どうやら私は魔女と言われのない罪を被せられているのです」
竜?いやいや、そんな昔のお伽噺みたいな…竜だなんて。
と、思っているとゴオッと風が吹いた。
「ん?急に暗……く…………」
上を見上げると、ファンタジーなゲームに出てくるような、The DRAGON。
「…嘘やん」
『ーーーーー適性生物接近!逃げるんだ!』
「町の皆さんが!!」
あー!もうっ!こういうのは、セオリー通り伝説の剣を持った騎士の役目だろうに!!
「アサシンの皆!それから、ジーク!ドラゴン狩りだ!ここに飛んできた事を後悔させてやれ!」
「竜もとい、ワイバーンとの戦闘開始します!」
何とか、撃退した。
流石、元祖ドラゴンスレイヤーだった。
うん。アサシンは、ドラゴンスレイヤーってクラスにチェンジするべきだと思う。
「何とか、町の方達は無事みたいです」
「良かった……うーんこの時代に竜かぁ………」
『ーーーーー神代なら納得なんだけどなぁ…』
「立香先輩何か分かりませんかね」
『ぜーんぜん。やっぱりあれかな?竜を呼ぶ何かがあるんだと思う』
竜を呼ぶ何かねぇ…。
『おそらく、聖杯か竜の巣があると僕は思う』
と、ドクター。フランス…竜…とくれば、
「ワイバーンじゃなくて、ベルーダじゃないの?」
「すみません。ベルーダとは?」
「あー…えっと何と説明すれば良いのかな…取り敢えず、マシュ」
「はい。ちょうどここがこの地の魔力の要ですので召喚サークルを設置しますね」
今日はここで野営だな。
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ベルーダ
毒と火を吐くドラゴン。
<青年に倒される>
その姿は頭と尾っぽは大蛇のようで、身体の多くはライオンのたてがみのような毛で覆われている。その背には有毒のとげを持ち、攻撃時には飛ばすと言われている。
ベルーダは純粋な生き物が好きで、とくに子供や乙女を好物とした。ある日も美しい乙女を喰ったが、その恋人のベルナルドという青年がかたき討ちを決意。弱点である尾っぽを真っ二つにし、退治した。その死骸は村でミイラにされ、皆で祝ったとされている。フランスにいたとされる竜である。
wikiより引用
邪竜百年戦争 オルレアン 偽物→←邪竜百年戦争 オルレアン 開戦
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作者名:キーリア | 作成日時:2016年10月2日 21時