転生したら転スラの世界だった！？third (ページ42)

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明かされる真実ページ42

リムルの言葉は、嘆くような、叫ぶような、そんな声だった。

ﾘﾑﾙ「俺に断りもせずに何処かに行きやがって、こっちは心配したんだぞ！
　あの時俺が来なかったら、どうするつもりだったんだよ！
　約束も守らないで、お前は危機感が無さ過ぎるだろ！」

声を大にして、不満がぶちまけたように私に怒鳴っている。

仕方無いじゃん、あの最強の一角からギリギリまで魔素を取られたんだから。

とか、そんな事を言える筈も無く、少しも止まらないリムルの怒号を受け入れる。

《堤。そろそろ、主様(マスター)の事について話した方が良いと愚考します》

ああ…

『希願之王』から教えて貰った、私(・)の事。

そうだよね、『希願之王』がそう言うなら、隠す必要も無いかな？

きっと吃驚するだろうけど、何時までも隠してあったって、仕方無いもん。

延々と続くリムルの怒号を、『愛頼者』を使いながら、視線で威圧する。

それで、リムルの説教は一時的に中断した。

ﾘﾑﾙ「な…なんだよ」

相当な威力だったのか、顔を強ばらせて居る。

心無しか、冷や汗が浮かんで見える気もするけど、スライムってそう言うの無理だったか。

『私の話、聞いてくれるかな？』

圧力を更に増大させて、リムルに断らせない姿勢にした。

ﾘﾑﾙ「つ、続きがあるなら、早く話してくれ」

リムルがそう言ったのを確認して、威圧を解除する。

『愛頼者』ってこう言う事まで出来るから便利だな、何て思いつつ。

『希願之王』から説明された事を、ほぼそっくりそのまま話し始めるのだ。