今日:9 hit、昨日:11 hit、合計:101,341 hit
小｜中｜大
小さいけれど大きい希望 ページ35
オークションが始まって、早五分。
色々な人が私の近くに集まって、札を見て、興味を示し、去っていく。
その数々の人は、きっと私を買う気何だろう。
視線は何だかウザったかった。
でも、一応笑顔で見据える。
そんな私の目に、銀色の、少し青みがかかった流線が見えた。
私の仮面と瓜二つの仮面を被っていた。
背丈は、九歳位だろうか、私より低い。
その子は、私の前で歩みを止めて、私に向き合った。
ああ。
来てくれたんだって。
そう思ったら、目が熱くなった。
可笑しいな、『熱変動無効』があるのに。
ぐっとこらえて、私はその子に向き直る。
ﾘﾑﾙ「待ってろ、今すぐ助ける」
小声で、リムルはそう言ってくれた。
そして、何事も無かったように、さっと行ってしまった。
大丈夫、リムルなら、必ず助けてくれる。
何しろ、私が上げた金貨は、二十枚何か比じゃない位なのだから。
エトワールをギュッと抱き締めて、私は希望に縋るのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「転生したらスライムだった件」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 設定タグ：転スラ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろわっ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます！ (2020年8月24日 16時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月24日 16時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くろわっ | 作成日時：2020年8月21日 14時
