転生したら転スラの世界だった！？番外 (ページ4)

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ある日記の一ページページ4

私は今、ブルムンドに向かっています。

その旅の途中で、夜空を見上げてる。

今日はゲルドの計らいで、業務用の宿舎だけど、泊まらせて貰える事になったんだ。

本当に申し訳ないけど、カバル達も幻妖花で不調だったみたいだし。

また明日に旅は中断になった所。

美味しい夕食を済ませて、それぞれの行きたい場所、やるべきことに向かっていた。

ここからは星が良く見えるし、私は息抜きに外に出て見た。

月が良く光ってて、周りの星々も引き立ってて、幻想的だった。

ずっと見てたら、吸い込まれちゃいそうな位に。

──何故だか、焚き火をしたい。

ふっと思い浮かんだのだけど、何でだろう？

と思ったのは一瞬で、私は別のことを思い出していた。

そう言えば──。

月を見ると、未だに忘れられない。

リムルの告白。

月が綺麗ですね、か。

私から見れば、リムルが月に見えるんだけどな。

ほっと一息、もう中に入ろうかな、って思った時に──。

リムルが来た。

もう遅いぞ、なんて私を心配する一言を放ってきて、面白かった。

既にこの世界では大人だよ、私は。

……正確に言えば、後一年もすれば、だけど。

そっと私の手を取って、歩いてくれる君。

ひんやりしているのに、優しくて暖かみのある手。

……実は私も、最初からだーーい好きなんだよ。

素直には教えないけどね。