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実力駆使 ページ7

リムルside



俺の目の前でAと白老が、木刀でこれでもかというくらい打ち合っている。

Aが言うには、なんと前世で武道をやってたらしい。

たまに分からされるけど、寧ろ何をやったことがないのか分からない。

豚頭帝(オークロード)の討伐に向けてAも手伝いたいと言っていたから、こうなったのだが……。

白老、Aの実力にあわせて手加減している様子だ。

いや……流派の違いを楽しんでいるのか?

俺には脳天一発だったのに……と少し不公平さを感じた。

二人は暫く打ち合っていたが、白老の持っていた木刀が、Aの仮面スレスレで止まった。

顔に当たらないように仮面を付けさせていたけど、白老なら要らぬ心配だったな。

勝負あり、か。

白老が木刀を遠ざけて、Aも仮面を取った。

すぐ後に、最後の方のだけを見ていたゴブタが来て、三人で会話が弾んでいる。

何か剣に関することでも話しているんだろうか。

あ、ゴブタがAに武器を貰ってる。

ガビルに買った褒美として、そう言えば渡す約束してたっけか。

貰ったと言えば、俺も朱菜から新しく衣服を貰ったんだよな。

色々な所がふわふわで、肌触りが良い。

紅丸とか白老達のものも作ってもらった。

Aと朱菜は、俺たちより一足先に着ていた。

いやあ、どっちも似合ってるよな……と思い返す度に、人型だと顔が緩む。

黒兵衛に打ってもらった刀をこれから使うつもりのようで、まさかの純度百パーで魔鋼。

いわゆるオーダーメイドと言うものだ。

正直、俺もどんな刀に成長するのか気になるところである。

俺が三人を眺めていると、ゴブタとAが木刀を取った。

Aが仮面を被る。

どうやら、最後しかみていなかったゴブタがAの事を煽ったようだ。

どうせ白老に瞬殺されたとでも思っているんだろう。

ゴブタは天才なのだが、まだまだのようだな。

そこで、白老がゴブタとAを打ち合わせようと考えたそうだ。

まあ、勝負は見えてるけどな。

白「始めッ!!」

その一言で、試合が始まった。

ゴブタが負けたら、訓練量を増やされそうな試合。

今日初めて木刀を持ったAに負けるのは、白老が許さないだろうし。

Aが望むのなら、白老の訓練に参加させてもありだろう。

俺は頭の中に空想を膨らませて行くのだった。

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くろわっ(プロフ) - AIさん» いつもご愛読ありがとうございます!とても嬉しいです!もう3に行きそうですが、これからも宜しくお願いします! (2020年8月16日 14時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも頑張って下さい! (2020年8月16日 14時) (レス) id: 70828d2268 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くろわっ | 作成日時:2020年7月9日 16時

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