上位魔人 ページ20
リムルside
お、いたいた、
あれは、俺が相手をしよう。
そう思った矢先だ。
キィィィーーーン！
という耳障りな音を立てて、急降下してきた奴がいた。
地面に着地した所で、俺も後から続いて地面に着地する。
見た瞬間に俺はピンと来た。
こいつが黒幕か、顔は仮面で隠れていて見えないが。
そこはかとなく小物の感じがするのは、俺の気のせいではないだろう。
奴が着地した所は、
??「一体どういう事だ！ このゲルミュッド様の計画を台無しにしやがって！」
と、大声で叫んだ。
へー、ゲルミュッドか。
聞いてないのに喋ってくれるとはいい奴だな。
なんかずらずらと喋ってくれるみたいだ。
と言うか、ゲルミュッドって聞いた事がある気がする。
《解。個体名:リグルの兄に名付けをした上位魔人です》
あー、そうだ、すっかり忘れてた。
どうやらこいつ大激怒していて、休む事なく文句をばらまいている。
暴言の後、落ち着いたのか、そいつが言った。
ｹﾞﾙﾐｭｯﾄﾞ「役立たずの鈍間が！ 貴様がさっさと
このゲルミュッド様が出向く羽目になったのだぞ！！」
おいおい、それは無いだろ。
だが、その言葉に、ランガの一撃を見て気絶していたガビルが起き上がった。
ｶﾞﾋﾞﾙ「こ、これはゲルミュッド様！ もしや我輩達の助太刀に！？」
勢い込んでゲルミュッドとかいう魔人に向かって叫ぶ。
知り合いだったのか、人の繋がりはわからないな。
ｹﾞﾙﾐｭｯﾄﾞ「あ？ なんだ、ガビルか。貴様もさっさと
俺の役に立ち死ねるのだ、光栄に思うがいい！ やれ、
しかし、
ｹﾞﾙﾐｭｯﾄﾞ「チッ、本当に愚鈍な奴よ……仕方ない、お前は俺が殺してやる！」
痺れを切らしたようで、とうとう殺すと言った。
何とも自分勝手な野郎だ。
そんな奴へガビルは絶望に顔を歪めている。
ゲルミュッドはそれに構わず、手を上にかざす。
「ガビル様、危ない！」
「早くお逃げください！」
危険を感じたのか、四人係でガビルを庇った。
死ね、と言いながらゲルミュッドが撃った魔力弾が、部下達全員に直撃する。
……と思ったら、その前に進み出た者が居た。
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くろわっ(プロフ) - AIさん» いつもご愛読ありがとうございます！とても嬉しいです！もう3に行きそうですが、これからも宜しくお願いします！ (2020年8月16日 14時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！これからも頑張って下さい！ (2020年8月16日 14時) (レス) id: 70828d2268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年7月9日 16時
