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樹妖精 ページ2

私は今、リムルと紅丸達のいる会議に出席している。

今後に関わるし、勿論参加するよね──というリムルの言葉(おどし)によって。

私、リムルが牛鹿を初めて食べた日のあの話、聞いてないんだけどなあ……。

内容を知ってるとはいえ、流石に完璧には覚えてないよ。

蒼「豚頭族(オーク)の軍勢──およそ、二十万です」
リムル「はあ? 二十万!?」

それを皮切りに、報告の下、様々な疑問をぶつけて豚頭族(オーク)の話を広げていく。

──軍隊が通った後は、死体が一つも残っていないこととかにもたどり着いた。

『これで、豚頭帝(オークロード)の可能性が跳ね上がったね』

私の一言で、リムルが頷いた。

リムル「そうだな、その可能性は高くなった。しかも多分、裏がある。
  A、誰が糸を引いているのか分かるか?」

リムルは私に、レオンみたいな魔王が関わっているか聞きたいんだな。

あまり口を滑らせると良くない。

『レオン──じゃないけど、他の魔王が関与してる可能性は充分にあるよね』

そう、出来るだけ事実を言わないように、私はリムルに言った。

リムル「そうか。魔王、ね……」

何か考えているみたい。

すると、蒼影が顔をこわばらせた。

この表情、なんとなく見覚えがあるけど──。

リムル「蒼影、どうした?」
蒼「いえ、近くの分身体に接触して来た者がおりまして」
リムル「接触? ガビルみたいな奴は、もうお腹一杯だけど」
蒼「変、ではありません。大変珍しい者でして、その……樹妖精(ドライアド)なのです」

やっぱりトレイニーさんか。

……私はのり塩かコンソメかなあ。

リムル「樹妖精(ドライアド)!?」

この時点では想像しかできないだろうリムルが声を上げた。

リグルド「樹妖精(ドライアド)様が最後にお姿を見せられたのは、数十年以上前では無いか!」

同時に、出席したほとんどが動揺する。

リムル「構わん。お呼びして〜」

絶対内心喜んでて上の空だろうね、と、若干思った。

机の上に、木の葉が舞い落ちる。

──来る。

そう思って直ぐ、部屋中で風が吹き荒れた。

リムルと一緒に、紅丸達に庇われる。

トレイニー「リムル=テンペスト、A・イザワ。そしてその重職たる皆様。突然の訪問すみません。
  私は、樹妖精(ドライアド)のトレイニーと申します。
  本日は、豚頭帝(オークロード)の討伐を依頼しに来ました」

……あれ、何で私まで?

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くろわっ(プロフ) - AIさん» いつもご愛読ありがとうございます!とても嬉しいです!もう3に行きそうですが、これからも宜しくお願いします! (2020年8月16日 14時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも頑張って下さい! (2020年8月16日 14時) (レス) id: 70828d2268 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くろわっ | 作成日時:2020年7月9日 16時

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