張り合い争い ページ42
リムルside
朱菜って絹織物が出来たんだな。
これは頼りになりそうだ。
Aは言いたい事を言った後、俺の安易テントから出て行った。
織物に関しては、俺が頼んでカイジンに織機を作って貰うか。
そう思って安易テントから出て行こうとしたら、紫苑に止められた。
紫「リムル様！ 私、リムル様の秘書になりたいです！」
おお、秘書か……見た目もそれっぽいし、良いじゃないだろうか？
俺は軽く承諾した。
紫苑も嬉しそうになったので、忘れない内に織機を用意して貰おう。
俺は今度こそ、安易テントから出て行った。
それから数日が経ち、もう絹織物がいくつか出来上がったらしい。
朱菜は仕事が早いな。
その仕事振りを見てみたく、紫苑に抱かれてガルム達の工房にやって来た。
ﾘﾑﾙ「もう絹織物が出来ていたのか！」
紫苑が入ると同時に、俺はそう言った。
すると、朱菜が真っ先に寄ってきてくれた。
朱「来てくれたのですね、リムル様！」
小走りして来て、俺のスライムボディに頬が当たる。
俺今スライムで良かった……色が変わんないのって便利だな。
ﾘﾑﾙ「う、うむ、そっちは順調か？」
朱「はい、カイジン様が作って下さった織機は、とても使いやすいです！」
笑顔で言ってくれた朱菜を防ぐように、紫苑が言った。
紫「ではリムル様、行きましょう。お昼が冷めてしまいます」
そう言えば、紫苑が手料理を作ってくれたって言っていたな。
紫苑が行こうとするのを、朱菜が引き止める。
朱「ああ、紫苑。秘書のお仕事はちゃんと出来ているのですか？」
紫「勿論です、朱菜様。なんならA様のお世話も私でいいのですよ？」
朱「一度私の申し出をご遠慮なさったほどですからお断りなさると思いますし、
むしろ私にリムル様のお世話も任せていただきたいですわ」
何かこの二人、張り合うんだよな……。
朱菜はAの秘書に名乗りを上げたらしい。
いつの間に──と思ったが、よくよく聞いてみるとAを押し切った形かもしれない。
朱「リムル様は、私と紫苑、どちらが良いと思いますか？」
げっ、俺かよ！
ﾘﾑﾙ「そ、そうだね。朱菜には絹織と言う仕事があるだろう？ だから気が向いた時にでも頼むよ」
一体俺は、何を頼んでいるのか……だが、これで二人は納得したようである。
この後も少し揉めたが、何とかなった。
ああ、紫苑の手料理か……楽しみだ。
俺はまだ知らない。
この俺の軽い判断で、とんでもないことになる事に。
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くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
