期待 ページ40
翌日。
私はリムルの安易テントに居た。
ﾘﾑﾙ「うん、それで？」
『いや、だから……』
この三十分ずっと叱られ続けている。
今朝、私が外で倒れ込んでいたことは説明したら五分だけで済んだ。
昨夜のあの後、限界を超えて外で寝てしまったみたいだ。
そしてそれとは別に、今私が怒られている件。
転スラを購読していたから、未来が分かっていたこと。
私が元々日本人であること。
ちゃんと説明したのに、正座を解かせてくれない。
この世界に来たことが不思議だし、特に必要はないから転生者であることは省略したけど。
とうとう痺れを切らしたのか、リムルが言った。
ﾘﾑﾙ「……ここまで隠してくれたんだ、反省くらいしてもいいんじゃないの？」
あれ、謝ってなかったっけ。
だからずっと「それで？」しか言わなかったんだ。
というのは心の隅に置いておいて、早く謝ろう。
『ごめんなさい』
ﾘﾑﾙ「……全く、これに関しては洒落にならないからな？」
隠さないと後が変わるかも知れないから、不可抗力だと思うけどなあ。
それが顔に出たのか、リムルは呆れ顔で言った。
ﾘﾑﾙ「あのなあ……お前、今一体いくつなんだ？」
背丈からすると中学生か、と私を見ている。
『えっとね、小学六年生だよ』
実際、進級してすぐはねられたから、五年生と言ってもいい。
小説の新刊が出たので、その日は買いに出かけたんだ。
年相応の考え、と捉えたようで、リムルが溜息混じりに言う。
ﾘﾑﾙ「──そうか、わかったけど……次からは隠さないでくれよ？
これでも同郷なんだから」
『はい……』
返事をしてから思ったけど、同郷関係なくないか……？
話が丁度終わった所で、
赤「リムル殿、A殿。昨夜の提案だが……。
契約は、オークの
ﾘﾑﾙ「ああ、その後は好きにして貰って構わない。
俺達に協力して国を造るのも良し、旅立つのも良しだ」
とんとん拍子に話は進んで、
恒例の名付けの始まりだ。
名前は知っているけど、私は楽しみにしていた。
ﾘﾑﾙ「お前は──」
──リムルと
みんなが冷えないように敷き布団を持ってきて、毛布はぱぱっと作成してかける。
後は目覚めるのを待つだけ。
私はリムルを抱いて、
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くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
