目を覚ましたら ページ4
うっすらと浮き上がる意識。
目を開けて、ここがどこかを確かめる。
何があっても冷静に対処出来るのが、私の取り柄なのだ──ってあれ。
??「お、目覚めたか。何をしていたか、覚えているか？」
『え？』
こうなるのもしょうがない。
だって、目に入ったのはスライム。
小説、漫画、アニメ、その全てを揃えた私はわかった。
今目の前に居るスライムは……。
『え……？ どうして……』
いーや待て待て、なんでここに居るんだよ。
夢？
??「あ、あのー？ ……思い出せないのか？」
戸惑っているうちにも声を掛けられて、慌てて返事を返す。
『あ、いや、そうじゃなくて……えっと。まさか、リムル、さん？』
ﾘﾑﾙ「えっ、どうしてそれを……！？」
あ、失言した。
でもリムルだって事はわかった。
えっと、まずは自己紹介かな？
怪しまれない程度に挽回しなきゃ。
『あ、あの！ 私は……』
あ、待ってどうしよう、本名で答えるべき！？
何も考えてなかった！
『私は名前が無いんだ。あと君の名前、他の皆が呼んでたから』
ﾘﾑﾙ「あ、そう……って、起きてたんだな」
『うん、なかなか言い出せなかったけど、実はね。ははは……』
まさか本物に会えるとは思っていなかったから、かなり焦った。
私は転生したのかな？
いや、もしかしたら転移とか……？
理論上おかしいけど、リムルが居るから信じるしかないかな……。
ﾘﾑﾙ「腹減ったりはしてないか？」
会話が途切れないようにか、気遣ってくれた。
でも本を買う前に食べてきた──のにお腹空いてる……！？
『……ごめん、お言葉に甘えても良いかな？』
ﾘﾑﾙ「ああ、君の仲間がいる。案内するぞ」
私の仲間？
と言うことは、他にも人が来てるのかな？
初対面なのにリムルが人型にならないのは何でだろう。
……ん？
もしかしてシズさんはまだ──！？
まさか、私がこっちに転生したことで原作が変わっちゃった？
いや、よく見ればここは安易テントだ、時間が違うのかも。
『ねえ、他に誰かここに来てるの？』
確認のために問うと、訝しげにこちらを覗いてくるリムル。
ﾘﾑﾙ「？ うん、居るけど……知り合いじゃないのか？」
やっぱり……シズさん達が来ているんだ。
どうなるかは別として、猛烈に傍に行きたい。
解き放つのがいつかは分からないけど。
『いや……置いていかれちゃったかなぁと思って？』
ﾘﾑﾙ「そんな事する奴居ないだろ……」
疑いながらも、受け入れてくれた。
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くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
