誤解の戦い ページ30
私まで巻き込まれないため、仮面をしまう。
私とリムルが着いた時には、ゴブタが刀で斬られていた。
ｺﾞﾌﾞﾀ「ぎゃあーーっ！ 痛いっす！」
ﾘﾑﾙ「落ち着け、傷は浅いぞ」
前世の『痛覚無効』がない私だったら、こんなもんじゃすまないんだろうな……。
もう特定の時下じゃないと感じない痛みに対して、ぐっと顔をしかめた。
リムルが回復薬でゴブタを治療し、戦闘を止めた。
そしてランガから状況を聞き出している。
『……まずは武器を納めてください』
駄目元でそう言ってみた。
赤「ふざけるな！ 我らが
あ、これ私も入れられてる。
ﾘﾑﾙ「えーっと……Aさん、どういうこと？」
赤「黙れ、邪悪な魔人め！ 里を滅ぼしたのはお前等なのだろう！？」
怒りに任せて、というのが正しい口調だった。
ﾘﾑﾙ「え、邪悪？ お、おい、何か勘違いしてないか？」
赤「とぼけるな！ 貴様のその仮面が全てを物語っている！」
いやいや、人間の私がどうこうした所で、
《解。今の
そんな訳ないでしょう！
《……》
うん、絶対無理だから。
ﾘﾑﾙ「ランガ、お前はあの桃色を頼む」
ﾗﾝｶﾞ「はっ」
ﾘﾑﾙ「決して殺すなよ？ どうも裏がありそうだ。Aは白髪と赤髪を出来るか？」
『うん、任せて』
ﾗﾝｶﾞ「ですが、それでは我が主とA殿が
「『問題ない。負ける気がしない』」
そんな感じにすぐ会話を終わらせて、
赤「フン、舐められた物だな。真の勇気かただの蛮勇か。
その度胸に敬意を払い、挑発に乗ってやろう。後悔するなよ」
赤髪が攻撃を開始する。
矛先は、私。
話を聞いていたから、私を狙ったんだろう──リムルを狙っても許されるだろうに。
私はシズさんの形見の刀で、最小限に受け止めた。
……大賢人さんの演算によって。
赤髪は驚き、それでもまた追撃する。
その全てを最小限に受け止めていると、後ろから物凄い殺気が感じられた。
やばい──と思った瞬間、背後で大賢人が空気を固めたらしく、甲高い音で弾かれる刀。
ナイス、大賢人！
《告。当然です》
……若干自慢気なの、なんでだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「転生したらスライムだった件」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
