あかされる物 ページ24
リムルside
ところで、俺は大丈夫だったけど、予言者さんは大丈夫だろうか。
今の攻撃で焼き尽くされました、とかだったら後味が悪すぎる。
俺は魔力感知で生死を確認する。
よし、何でもないように生きてるな。
って事は、予言者さんも『熱変動耐性』を獲得してあるのか。
なら平気だ。
こっちのターンと行こうじゃないか！
フレアサークルの残った炎を消して、イフリートを粘鋼糸で拘束する。
ﾘﾑﾙ「今、何かしたのか？」
俺はふふんと言わんばかりにドヤッた。
隣で予言者さんが少し笑ってる──見破られてる──のは見なかった事にしよう。
イフリートは慌てて炎化して逃れようとしていたが、糸には俺の耐性もついている。
ﾘﾑﾙ「俺もお前を舐めていたが、お前も俺を舐め過ぎだったな。俺のターンだ」
《問。ユニーク
yes。
俺の『捕食者』がイフリートを飲み込む。
イフリートを捕食した後に残されていたのは、シズさんだ。
「『シズさん！』」
丁度予言者さんと言葉が重なる。
彼女も心配しているようだった。
Aside
簡易テントにシズさんを運んで、私は暫く様子を見ていた。
外の後片付けが大方終わったのか、リムルが入って来た。
ﾘﾑﾙ「よお、予言者さん。シズさんはどうだ？ まだ、目覚めないか？」
リムルも心配しているのだろう。
『シズさんは、きっと起きてくれるよ』
私が来て、運命が変わっていなければ。
ﾘﾑﾙ「そうか、予言者さんが言うんだったら、そうなんだな」
リムルはそう言いながら、私の隣に移動する。
すると──。
ｼｽﾞ「ここは──そうか、二人には迷惑を掛けた」
不意にシズさんが目覚めて、そして、開口一番、謝罪の言葉を口にした。
シズさんは次に、感謝の言葉を紡いだ。
ｼｽﾞ「スライムさん、Aさん、ありがとう」
ﾘﾑﾙ「A？」
あー……いつか話す予定だったし。
名前ないのが怪しまれてたみたいだし、私はリムルに話した。
『えっとね、私の名前は、シズさんから貰ったんだ』
するとリムルは、そうか、とだけ返した。
音が消えた。
それを破ったのはシズさんだ。
ｼｽﾞ「ねえ、スライムさん。聞いてくれるかな」
……シズさんが話すのは、自らの過去だろう。
朦朧としながらも、シズさんは過去を話してくれた。
私はというと、これから人の死に対面することに頭が追いつかず、半ば放心状態だった。
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くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
