イフリート ページ21
出発。
もう直ぐだ。
私は解き放つ所を見たくなくて、シズさんに言った。
『ちょっと忘れ物しちゃった。先に行ってて』
ｼｽﾞ「うん、わかった」
私に持ち合わせた荷物はないって分かってるだろうに、快く返事をしてくれた。
傍にいるって言ったのに、結局私情を優先しちゃうなんて。
せめて戦う時だけでも、役に立たないと。
私にできることは限られてるけど──安易テントに入る。
暫く、深呼吸をして、気持ちを整える。
何回かしている内に、外が燃え上がるように赤くなった。
……来た。
住民の避難が終わった辺りから参戦しよう。
テントから顔を出して外の様子を伺うと、ホブゴブリン達が一斉に避難していた。
私が見た頃にはもう少人数だったから、大体の避難が終わったんだろう。
テントから出る瞬間、爆風に巻き込まれ──そうだ、シズさんは爆炎の支配者だった！
何とか受け身をとって無事だけど、私がいたテントも見事に燃え上がっている。
《告。
うん、無事なわけだ。
そう言えば、
緊張感の無い思考をしつつ、カバル達の近くに寄る。
ﾘﾑﾙ「予言者さんも早く逃げろ！」
ここは危ないからと、リムルが言った。
『シズさんは私の
返事にそう言って、笑って見せる。
ﾘﾑﾙ「そうか、気をつけろよ」
リムルはそれだけ返して、ランガに乗ってイフリートに向き直した。
さて大賢人さん、私に出来る事は──。
《解。ありません》
えっ、無いの！？
確かに私は丸腰だけど──。
《解。無いと言ったら無いです》
なんか冷たいな、大賢人さん。
《告。その様な事実はありません》
そういう所だよ大賢人さん、いつにも増して冷酷な気がするよ？
《告。善処します》
分かれば良いんだ、分かれば。
……って、話違うよ！
二回目だけど、何かやれる事無いの？
《……解。個体名:リムルに予言すれば、話が早くなります》
……最初の沈黙何？
まあ良いや、予言、か。
うーん、予言、予言。
何言えば良いんだろう。
《……》
ﾘﾑﾙ「水刃！」
リムルが攻撃に動いた。
ﾘﾑﾙ「ま、そうなるよな」
水刃……あっ、攻撃方法を教えよう！
『リムルさん！ 属性攻撃が有効です！』
私はリムルにそう言って、エレンを指差した。
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くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
