誘いと答え ページ19
『シズさん。本当は、未練があるんでしょ？』
抱きついて始めにそう言った。
シズさんはこうなる事を予想していたのか、慌てない。
『私、今は出来ないけど、いつかシズさんの未練を晴らすから』
そして私は、言葉を続ける。
『リムルにも言って。きっと力になってくれるから』
結局人任せだけど、本当の事だから仕方ない。
すると、シズさんは言った。
ｼｽﾞ「分かった。でも……スライムさんとAさんの人生の重荷になってしまうよ」
やっぱり、シズさんは優しいなぁ。
場面が違くても、同じ事を心配してる。
でも、私の決意は変わらない。
ついでに言ってしまえば、リムルも快諾するはず。
『大丈夫。私に任せて、シズさん！』
それが、私に出来る精一杯の安心をもたらした。
ｼｽﾞ「ありがとう、Aさん」
そして私とシズさんは笑い合った。
目が覚める。
そう言えば、あの後シズさんと寝たんだっけ。
起き上がって周りを見ると、シズさんが布団を握っていた。
はっとして近くに置いてあった仮面を被せる。
シズさんは少し楽になれたようで、布団を握る力が弱まる。
ｼｽﾞ「……ありがとう。少し、ここに居てくれないかな」
シズさんの言う通りに、私は暫くシズさんの隣に居た。
カバル達も起きて来る時には、もうシズさんは大丈夫になっていた。
《告。
おー、大賢人さんが話し掛けてきた。
って、
手に入れた覚えが無いな……どういう事？
《解。個体名:シズの名付けにより、迅速な
あー、成る程……今度確かめよう。
私の支度も終わったし、シズさんを手伝おう。
カバル達はまだ現役冒険者だし、放置しても大丈夫だろうし。
『シズさん、手伝うよ』
そう言って私はシズさんの支度も終わらせた。
終わったので気晴らしにシズさんとあの丘に行った。
暫く景色を眺めて居ると、ランガに乗ったリムルが来た。
ﾘﾑﾙ「気に入ってくれたかな？」
リムルが言う。
はっとしたので黙って居た。
シズさんが仮面を外して言った。
ｼｽﾞ「ええ、とっても！」
満面の笑顔で答えるシズさんに、ランガも嬉しかったのだろう。
尻尾を振って喜んでいる。
ﾘﾑﾙ「そうか、もし良かったら、ずっとここに居てくれても良いんだぞ？」
リムルが聞いて来る。
ｼｽﾞ「ありがとう。でも、行かなきゃ」
でもシズさんは、私を見てそう言った。
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くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
