プロローグ ページ1
私は自転車で目的地へとただ走っていた。
次に読む事が出来る内容を思い浮かべながら。
でも万が一の為にも、周りにはしっかり気配りしていたんだ。
辺りには向かい風がたなびき、時折タイヤが段差を乗り越える硬い音が耳を掠める。
しかし不運にも、もうすぐ書店に着くと言う所で、迫り来る影に気がつかなかった。
……えーっと、今思えばある意味幸運とも取れたかもしれない。
ドンっと少し大きな音。
それと同時に自転車もろとも突き飛ばされていた。
そんなに時間をあけず、自転車がアスファルトに引きずられる音。
車の急ブレーキとほぼ同じタイミングで、私にくる地面の衝撃。
まだ状況の理解ができていないからなのか、この状況でも尚、雑念を抱いていた。
──あー、後少しだったのに、私の十六巻っ！！
──結局どんな内容だったんだろう……チャンスがあるなら転生したい。
こんな風に、私は救急車で搬送されるって発想が微塵もなかった。
《確認しました。ユニーク
──まあ、有り得ないか。
──それより道路にまともに頭打ったしめっちゃ痛い……人生初の激痛だ。
《確認しました。『痛覚無効』を獲得。成功しました》
──うーん、さっきから聞こえるのは幻聴？
──なんか世界の言葉らしく発言してる……いや、そんな訳ないか。
《確認しました。世界の言葉を変異させ、ユニーク
──大賢人……なにそれ、どこぞの悪魔じゃあるまいし、今熱かったり寒かったり忙しいから。
《確認しました。『耐熱耐性』獲得。続けて、『耐寒耐性』獲得。成功しました。
『耐熱耐性』、『耐寒耐性』を獲得したことにより、『熱変動耐性』に進化しました》
──ふふ、本当に世界の言葉みたいだ……走馬灯だったりするのかな。
──そうだなあ……私がお願いするとしたら──。
《確認しました。ユニーク
そこで、私の意識は途切れた。
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くろわっ(プロフ) - ビアンカさん» はい！精一杯更新させて頂きます！紅丸sideを作ってみたのですが、どうだったでしょうか？オークロード編の戦いは、続編までお預けになりそうです…ですが気長に待って頂けると幸いです！ (2020年7月3日 20時) (
レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - お返事ありがとうございます！頑張ってください！ (2020年7月3日 19時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！蒼影と紅丸ですね！わかりました！オークロード編位に、それぞれのsideを作ってみようと思います！リクエストありがとうございました！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！頑張ってください！応援しています！あと、私はソウエイとベニマル推しなので、増やしていただけたらありがたいです…( 〃▽〃) (2020年7月1日 20時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
くろわっ(プロフ) - ありがとうございます！更新を再開したので、是非見ていただけると幸いです！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: 802b77c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろわっ | 作成日時：2020年6月1日 12時
